2013年2月12日、ニコファーレにて『攻殻機動隊ARISE』の公開が発表された。本編は全4部作となるもようで、その第1部は2013年6月22日から全国劇場で2週間限定で公開となる。また、劇場公開と同時にインターネットでの有料配信、翌月にはBlu-rayとDVDを発売する予定。そのイベントの模様を紹介していきたいと思う。
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『攻殻機動隊』――。今回のイベントでは司会の吉田尚記アナを初めとする登壇者がかなりの頻度で「あのころは……」と口にしていたが、ではその“あのころ”とはいったいどのころなのか、思い返してみた。


漫画が1990年代初頭として、初の映画化が1995年。もう、これだけでも18年も前のことになる。当時放映していたアニメはガンダムで言えば「W」、セーラームーンで言えば、ちびうさがヒロインとなる「SuperS」あたりだ。


とにかくこれだけ昔からある作品なのだから普通は「リメイク」などという言葉を使いたくもなろうが、この『攻殻機動隊』については、そんな言葉がいらないくらい現代でも通用してしまうアニメなのだ。


これには登壇者のひとり夏野剛さんもこう話す。「現代が『攻殻機動隊』に追いついてきた」と。つまり、当時ではそれこそSFの世界にしか存在しないようなアイテムやシステムがふんだんに使用されていた『攻殻機動隊』ではあるが、その中にあるエッセンスが現在では徐々に実現化しつつあるということ。考えればすごいことである。


そんな作品がこの夏、新たな1ページを開くというのだからそれだけで楽しみというもの。さらにいうならば、今回の“第4の攻殻”というのも楽しみなポイントのひとつである。士郎正宗さんの原作を第1の攻殻とするならば、押井守監督の手がけた劇場版が第2の攻殻。そして神山健治監督のテレビシリーズが来てからの、今回の新シリーズ。


スタッフだけではなく、キャスト陣まで一新するこだわりっぷりからして力の入れようが違う! その期待を顕著に表すのが石川光久社長に「プロダクションI.Gの最終兵器」とまで言わしめた黄瀬和哉総監督の起用だろう。今まで作画畑一本でやってきた黄瀬さんならば、新たな映像とシナリオのシナジーを見せてくれるに違いない!


シリーズ構成と脚本を冲方丁さん。そして音楽をコーネリアスが担当。一方で、物語の中心となる草薙素子には『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』で“こど素子”(子ども時代の素子)を演じた坂本真綾さんが起用された。


早くも期待が高まる『攻殻機動隊ARISE』は全4部作となっており、その第1部は2013年6月22日から全国劇場で2週間限定で公開決定。劇場公開と同時にインターネットでも有料配信が始まるとのこと。7月にはBlu-rayとDVDを発売することもあわせて決定している第4の攻殻から目が離せない!


詳しいキャストや上映館などの情報は下記のオフィシャルサイトにて。


『攻殻機動隊ARISE』公式サイト

公式Twitter :@kokaku_a
公式facebook:Kokaku_a

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(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊ARISE」製作委員会

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