世界50カ国語以上に翻訳され、累計8500万部のロングセラーを誇るオランダの人気絵本作家、ディック・ブルーナの代表作『ミッフィー』初の映画『劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし』がこの春公開される。日本でもたくさんのアイテムが発売され、親しまれてきたミッフィー。ミッフィーグッズで育ったという読者も多いのではないだろうか?

今回の『劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし』は、友達と動物園にやってきたミッフィーが、おとうさんとおかあさんが計画してくれた宝さがしにでかける物語。宝ものへつながる5つのヒントを探すミッフィーたちが全編が3DCGの美しい映像で描かれている。

今回、日本語吹き替え版でミッフィーを演じているのは小松未可子さん。『HEROMAN』で声優デビュー後、『モーレツ宇宙海賊』のヒロイン・加藤茉莉香の好演と、同作の関連楽曲でのアーティストデビューで大きな注目を浴びた彼女。人間以外のキャラクターを初めて演じたという彼女が感じた思わぬ苦労とは!?
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「幼稚園の頃からミッフィーになじんできた」と語る小松さん、「初めてウサギを見たときに、ミッフィーと思ったぐらい」ミッフィーとともに育った彼女にとって、今回のミッフィー役を演じるというのは「信じられないうれしさ」だったそう。

1人で臨んだという収録だが「他の方の音声がすでに入っていて、雰囲気ができていたので入り込みやすかった」と語る。作品を見て意外だったのがミッフィーの声が予想より大人っぽかったことだが、「原音を聞いてアフレコしたんですが、原音が大人っぽかったのでそれに近づけました」と、その理由を話してくれた。

本作はオランダ映画で全編が3DCGで制作され、またファミリー向けの作品でもあり、これまで小松さんが活躍してきたアニメ作品の多くとはテイストも異なる。そのため求められる演技も違っていた。セリフの話し方、言い回しも「ていねいに伝えることが重視されたので、キレイな日本語を話すことを求められました」という。

また、ミッフィーたち映画のキャラクターと観客の子供たちの一体感を演出するために、映画のなかで観客に向けミッフィーが話しかけるシーンが登場する。またミッフィーを含めてキャラクターには表情の変化がない。普通のアニメや洋画の吹き替えなら、登場人物の口の動きにあわせてセリフを言うわけだが、口の動きの変化がないことは演技にどう影響したのだろうか?小松さんは「スクリーンの向こうにいるお客さんに語りかけるシーンは、一緒に空間を共有できる楽しみがあって子供たちはうれしいと思います。演じるにあたっては、画面の枠を超えた感じを意識しました。キャラクターに表情の変化がないことで尺を気にしなくてもいい分、表情が伝えにくかったです。自分でも思っていた以上に、今までキャラクターの表情に助けられてきたことがわかりました」と、演じるにあたっての苦労を語った。

「当たり前のことが難しくて苦戦しました。難易度は高かったです」と、全体の感想をまとめてくれた小松さん。最後に映画を見に来るキッズたちに向けて「一緒に動物園に行った気持ちで扉を開けてください!」とメッセージをくれた。

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『劇場版ミッフィー どうぶつえんで宝さがし』は2013年3月23日(土)から全国ロードショー。上映館などの情報は公式サイトへ!
http://miffythemovie.jp/
小松未可子 オフィシャルページ
http://www.hirata-office.jp/komatsu_mikako/

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