May’nさん初のアコースティック・ツアー。その最終公演が、2013年6月5日、6月7日、6月8日の3日間、品川ステラボールで行われた。
バックを務める「TEAM ONGAKUSHITSU」のメンバーが、まずはステージに登場。アコースティックギター、キーボード、パーカッションというシンプルな編成だ。彼らが演奏を始めると、黒のハットを被ったMay’nさんが颯爽とステージに。大きな歓声が上がる中、演奏に合わせてフェイクを披露する。
ハットを取っての1曲目は、しっとりとした「Deep Breathing」。しっかりとした中低音、伸びる高音。アコースティックセットによってMay’nさんのボーカルがどのような輝きを発揮するか、観客はライブスタート直後に理解することに。
「ついに始まりました、品川ステラボール! 今日は歌って踊って、最高の1日を過ごしましょう!!」
軽快なギターから始まる2曲目「Scarlet Ballet」で場内は早くも総立ち。さらに「ユズレナイ想ヒ」とアップテンポの曲が続き、May’nさんのパフォーマンスも激しさを増していく。
「Hang jamのジャムはセッションしようという意味。今日は一日、いっぱいジャムしよう!」
4曲目もアップテンポな「Get it on~光速クライmax」。ステージをめいっぱい駆け回って、客席のひとりひとりの顔を確かめるように身を乗り出すMay’n。観客はキレイに揃ったハンドクラップで、それに応える。
バンドメンバーを紹介し、ここからはバラードコーナーへ。まずは、ライブでは初披露となる「このままで…」。キーボードのノッチがアコーディオンに持ち替えて、優しい音色を奏でた。続く2曲はキーボードのみ、ギターのみでの披露。6月7日はノッチとの「ふなのり」とギターのユウスケとの「鏡」が、6月8日はユウスケとの「嫌、嫌」とノッチとの「鏡」が歌われた。
「ふなのり」はアニメ『マクロスF』のミニアルバム「cosmic cuune」に収録されている、シェリル・ノーム starring May’n名義の楽曲。悲しい恋のゆくえを船旅にたとえた切ない楽曲で、「この青く大きな星を漕ぐ」というサビの一節が深みを作り出す。May’nのボーカルは静かな夜の海のようで、切なさと同時に、そこはかとない危うさをかもし出し、観客の心に染みこんでいった。
バラードコーナーの締めは、May’nがこれまで数え切れないほど歌ってきた「ダイアモンド クレバス」。堂々とした歌声だ。「アコースティックで演奏がシンプルになった分、いつも以上に歌詞を届けられたらいいなと思って歌いました」とMay’nさん。
MCでひと呼吸入れた後は、再びアップテンポなナンバーへ。まずは自らがグロッケン(鉄琴)を演奏しての「Ready Go!」。続く「What’bout my star?」では観客が3パートに分かれて、May’nさんの指揮でコーラスに挑戦。見事に決まったハモりに「完璧! めっちゃキレイ!」と笑顔に。
アップテンポのままアコースティックアレンジが施された「GET TOUGH」では情熱的なステップを踏み、静のイントロから激しい展開へと移っていく「インフィニティ」ではドラマティックな歌声を響かせていく。
ライブ本編最後の曲は、最新シングルの「Run Real Run」。デジタルサウンドのオリジナルとはがらりと姿を変えたアコースティックバージョンは、May’nさんいわく「よりダークな世界観」。パフォーマンスもシリアスで、髪の毛が総毛立つような迫力があった。
ここからはアンコール。「部長! 部長!」という観客のコールに迎えられたMay’nさんは「Glorious Heart」で澄んだ歌声を聞かせてから、ダンサブルなナンバーへ(7日は「Disco☆Galaxxxy」、8日は「Get Ready」)。7日の「Disco☆Galaxxxy」では、間奏でかわいいダンスとともにタンバリンを披露した。
あまりの盛り上がりに客席からは「朝までやって!」という声が。「私もそんな気持ちでいっぱいだよ!」とMay’n。
アンコールのラストは、ブルージーな「Heart & Soul」。大人っぽいグルーヴをボーカルで感じさせながら、笑顔でステージを走り回って、観客に手を振っていく。
だがライブはまだ終わらない。今度はMay’nコールによるダブルアンコール。大人っぽい黒のカットソーに着替えて登場したMay’nは、いよいよ本当のラストナンバーへ。幸福感に包まれたアコースティックライブの締めくくりに彼女が選んだのは、孤独を歌った「アオゾラ」だった。
「さみしい曲ですけど、今すごく幸せという気持ちがみんなに届いたらいいな。最後の曲、大切に歌わせていただきます」
アコースティックライブらしいしっとりとした雰囲気が再び会場を満たし、観客は余韻をいつまでも噛みしめることに。
アンコールのMCでは夏から秋の情報も解禁された。
7月24日には、TVアニメ『ブラッドラッド』OPとなるシングル「ViViD」と、Blu-ray「May’n Special Concert 2013『MIC-A-MANIA』@BUDOKAN」をリリース。10月29日からは東名阪のホールツアー「LIVE!CAVE!DIVE!」がスタート。
今年後半もMay’nは突っ走ってくれそうだ!
May’n8thシングル
TVアニメーション『ブラッドラッド』オープニングテーマ
「ViViD」
2013年7月24日発売
DVD付限定盤:1,890円(税込)
※初回盤には、ViViD のミュージックビデオを収録
通常盤:1,260円(税込)
※同時発売
May’n Special Concert 2013 BD
『“MIC-A-MANIA” at BUDOKAN』
7,350円(税込)
全24曲+May’n自身の撮影も含むドキュメンタリー、インタビューを収録
May’n公式サイト
TVアニメーション「ブラッドラッド」オープニングテーマ『ViViD』(限定盤DVD付) [CD]
バックを務める「TEAM ONGAKUSHITSU」のメンバーが、まずはステージに登場。アコースティックギター、キーボード、パーカッションというシンプルな編成だ。彼らが演奏を始めると、黒のハットを被ったMay’nさんが颯爽とステージに。大きな歓声が上がる中、演奏に合わせてフェイクを披露する。
ハットを取っての1曲目は、しっとりとした「Deep Breathing」。しっかりとした中低音、伸びる高音。アコースティックセットによってMay’nさんのボーカルがどのような輝きを発揮するか、観客はライブスタート直後に理解することに。
「ついに始まりました、品川ステラボール! 今日は歌って踊って、最高の1日を過ごしましょう!!」
軽快なギターから始まる2曲目「Scarlet Ballet」で場内は早くも総立ち。さらに「ユズレナイ想ヒ」とアップテンポの曲が続き、May’nさんのパフォーマンスも激しさを増していく。
「Hang jamのジャムはセッションしようという意味。今日は一日、いっぱいジャムしよう!」
4曲目もアップテンポな「Get it on~光速クライmax」。ステージをめいっぱい駆け回って、客席のひとりひとりの顔を確かめるように身を乗り出すMay’n。観客はキレイに揃ったハンドクラップで、それに応える。
バンドメンバーを紹介し、ここからはバラードコーナーへ。まずは、ライブでは初披露となる「このままで…」。キーボードのノッチがアコーディオンに持ち替えて、優しい音色を奏でた。続く2曲はキーボードのみ、ギターのみでの披露。6月7日はノッチとの「ふなのり」とギターのユウスケとの「鏡」が、6月8日はユウスケとの「嫌、嫌」とノッチとの「鏡」が歌われた。
「ふなのり」はアニメ『マクロスF』のミニアルバム「cosmic cuune」に収録されている、シェリル・ノーム starring May’n名義の楽曲。悲しい恋のゆくえを船旅にたとえた切ない楽曲で、「この青く大きな星を漕ぐ」というサビの一節が深みを作り出す。May’nのボーカルは静かな夜の海のようで、切なさと同時に、そこはかとない危うさをかもし出し、観客の心に染みこんでいった。
バラードコーナーの締めは、May’nがこれまで数え切れないほど歌ってきた「ダイアモンド クレバス」。堂々とした歌声だ。「アコースティックで演奏がシンプルになった分、いつも以上に歌詞を届けられたらいいなと思って歌いました」とMay’nさん。
MCでひと呼吸入れた後は、再びアップテンポなナンバーへ。まずは自らがグロッケン(鉄琴)を演奏しての「Ready Go!」。続く「What’bout my star?」では観客が3パートに分かれて、May’nさんの指揮でコーラスに挑戦。見事に決まったハモりに「完璧! めっちゃキレイ!」と笑顔に。
アップテンポのままアコースティックアレンジが施された「GET TOUGH」では情熱的なステップを踏み、静のイントロから激しい展開へと移っていく「インフィニティ」ではドラマティックな歌声を響かせていく。
ライブ本編最後の曲は、最新シングルの「Run Real Run」。デジタルサウンドのオリジナルとはがらりと姿を変えたアコースティックバージョンは、May’nさんいわく「よりダークな世界観」。パフォーマンスもシリアスで、髪の毛が総毛立つような迫力があった。
ここからはアンコール。「部長! 部長!」という観客のコールに迎えられたMay’nさんは「Glorious Heart」で澄んだ歌声を聞かせてから、ダンサブルなナンバーへ(7日は「Disco☆Galaxxxy」、8日は「Get Ready」)。7日の「Disco☆Galaxxxy」では、間奏でかわいいダンスとともにタンバリンを披露した。
あまりの盛り上がりに客席からは「朝までやって!」という声が。「私もそんな気持ちでいっぱいだよ!」とMay’n。
アンコールのラストは、ブルージーな「Heart & Soul」。大人っぽいグルーヴをボーカルで感じさせながら、笑顔でステージを走り回って、観客に手を振っていく。
だがライブはまだ終わらない。今度はMay’nコールによるダブルアンコール。大人っぽい黒のカットソーに着替えて登場したMay’nは、いよいよ本当のラストナンバーへ。幸福感に包まれたアコースティックライブの締めくくりに彼女が選んだのは、孤独を歌った「アオゾラ」だった。
「さみしい曲ですけど、今すごく幸せという気持ちがみんなに届いたらいいな。最後の曲、大切に歌わせていただきます」
アコースティックライブらしいしっとりとした雰囲気が再び会場を満たし、観客は余韻をいつまでも噛みしめることに。
アンコールのMCでは夏から秋の情報も解禁された。
7月24日には、TVアニメ『ブラッドラッド』OPとなるシングル「ViViD」と、Blu-ray「May’n Special Concert 2013『MIC-A-MANIA』@BUDOKAN」をリリース。10月29日からは東名阪のホールツアー「LIVE!CAVE!DIVE!」がスタート。
今年後半もMay’nは突っ走ってくれそうだ!
May’n8thシングル
TVアニメーション『ブラッドラッド』オープニングテーマ
「ViViD」
2013年7月24日発売
DVD付限定盤:1,890円(税込)
※初回盤には、ViViD のミュージックビデオを収録
通常盤:1,260円(税込)
※同時発売
May’n Special Concert 2013 BD
『“MIC-A-MANIA” at BUDOKAN』
7,350円(税込)
全24曲+May’n自身の撮影も含むドキュメンタリー、インタビューを収録
May’n公式サイト
TVアニメーション「ブラッドラッド」オープニングテーマ『ViViD』(限定盤DVD付) [CD]