まとめると
・FictionJunctionがお台場・Zepp DiverCityで2Daysライブを開催
・2014年2月8日、9日に「FictionJunction YUUKA」2days、2月22日からはツアーを行うことが発表
・FictionJunctionの2ndアルバム発売もアナウンスされた
2013年9月20日に自身初となるアジアライブ「Yuki Kajiura LIVE in Hong Kong」を成功させ、また平成26年度前期に放送される第90作目となるNHK連続テレビ小説『花子とアン』の音楽を担当することを発表したアーチストで作曲家・梶浦由記さんのソロプロジェクト「梶浦由記/FictionJunction」が、25日、26日の両日、東京・台場Zepp DiverCityで「Yuki Kajiura LIVE 番外編 in 台場2days」を行った。
テレビアニメだけではなく、劇場版も大人気となっている『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』、また2013年9月28日より劇場公開が決定している『空の境界』の以前のシリーズからテーマ曲、挿入歌など21曲を披露。2日間で2,500人のファンを魅了した。
会場が暗転し、ブルーのライトがステージから放たれると、1人の歌姫のシルエットが浮かび上がる。WAKANAがステージ上に作られた数段の階段の上に立ち、静寂の中、ソプラノをワンフレーズを響かせた後、梶浦さんの奏でるメロディーでライブがスタート。「the beginning of the end」~「the battle is to the strong」(『Fate/Zero』より)、「the image theme of XenosagaII」(『XenosagaII』より)と、3曲続けて披露する。
冒頭のMCで梶浦さんは、9月20日に行われた香港でのライブとZepp DiverCityでの2daysの3回が「Yuki Kajiura LIVE」として番外編であること。その3回が海のそばの“港町”という共通点から、ロゴマークが「梶浦だけに、“カジ”つながりで、船の舵」になったと説明し、会場を和ませる。
さらに「4ヶ月前に演った“Kaji Fes”(5月11日に東京・有楽町の東京国際フォーラム ホールAで行ったスペシャルライブイベント「20th Anniversary Yuki Kajiura LIVE vol.#10“Kaji Fes. 2013”」)で、5時間30分もやったので、今日はどんだけ演っても、短いと言われることを覚悟してきました。通常サイズですがいろいろ(な楽曲を)詰め込んでいこうと思ってます」と、ファンを笑わせて盛り上げる。
この後、梶浦さんの手から紡ぎだされたメロディーに、WAKANAさんのソプラノ、YURIKO KAIDAさんの高音から低音までカバーする音域の広い声、ロートーンのKEIKOさん、パワフルなKAORIさんの4人の歌姫たちの声が、独唱から二重唱、三重唱と厚みを増していく。また、二重唱、三重唱のパートナーが曲ごとや一曲の中でもめまぐるしく入れ代わり、さまざまな“音色”を奏でていく。そして、四重唱でのダイナミックにして厚みのあるハーモニーが圧倒的な迫力で響き、ファンを魅了。
ライブ後半には、「デュラン召還」~「目覚め」(『舞-HiME』より)、「stone cold」(『セイクリッドセブン』より)で1階席、2階席のファンが総立ち。掛け声とともに、拳を突き上げる。梶浦さんも、鍵盤から手を放し、会場を見渡しながら、右手、左手、両手、両手と突き上げる振りで、さらにファンを煽っていく。歌姫4人もステージいっぱいいっぱいまで出てきて、何度も拳を突き上げるポーズをするなど、ステージと会場が一体となって、盛り上がりも最高点に達した。
アンコールのMCで梶浦さんから、2014年2月8日、9日に「FictionJunction YUUKA」の2daysがあり、「2日間かけて全曲」を披露することや2月22日から4月20日まで全国8ヶ所を回るライブツアー「Yuki Kajiura LIVE vol.#11」が行われることが発表された。
さらに、サプライズとして、ライブツアーにフルートの赤木りえさんが参加すること、ツアー前には待望のFictionJunctionの2ndアルバムを発売されることなどが発表された。
【出演者】
梶浦由記/FictionJunction
Vocal:KAORI、KEIKO、WAKANA、YURIKO KAIDA
Guitar:是永巧一、Drums:佐藤強一、Bass:高橋“Jr.”知治
Violin:今野均、Manipulator:大平佳男
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