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このレポを3行でまとめると!
●キャスト陣シャッフルの2日間、3回公演
●原案は高河ゆんの同タイトル『悪魔のリドル』
●登場人物が男性になったパラレルワールドを展開!


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今回レポートする『悪魔のリドル~escape 6~』は、『アーシアン』などの代表作がある高河ゆんさん原作で、現在月刊ニュータイプにて連載している『悪魔のリドル』が原案となった朗読劇。しかし、原作の登場人物は女子校生だったはず……。それをKiramuneで……? と思っていたが、実は登場人物の性別が逆転するKiramuneならではの朗読劇が用意されていたのだった。

物語は密室に監禁されてしまった東兎角、一ノ瀬晴、犬飼伊介、走り鳰、番場真昼/真夜(二重人格)、設楽椿という6人の男子高校生たちが脱出を目指すという大まかなストーリーの中に、それぞれの心の葛藤などを混ぜた群像劇。これを3回公演でキャストをチェンジしながら演じてもらえるのだから、ファンにとってはこの上ない贅沢といえそうだ。

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★キャラクター&キャスト
【10月26日・夜公演】
東兎角……島﨑信長
一ノ瀬晴……岡本信彦
犬飼伊介……浪川大輔
走り鳰……野島健児
番場真昼/真夜……神谷浩史
設楽椿……置鮎龍太郎

【10月27日・昼公演】
東兎角……江口拓也
一ノ瀬晴……代永翼
犬飼伊介……諏訪部順一
走り鳰……吉野裕行
番場真昼/真夜……中村悠一
設楽椿……小西克幸

【10月27日・夜公演】
東兎角……木村良平
一ノ瀬晴……柿原徹也
犬飼伊介……浪川大輔
走り鳰……吉野裕行
番場真昼/真夜……神谷浩史
設楽椿……小西克幸


そんな3回公演の中で私が視聴したのは27日の夜公演。白い仮面に黒いスーツで登場したのは木村さん、柿原さん、浪川さん、吉野さん、神谷さん、小西さんの6人。影ナレーションのカイバ先生(進藤尚美さん)によってそのキャラクターが紹介されていくのだが……ここで、まずは浪川さんがやってくれた!

浪川さん演じる犬飼伊介はチャラい男子高校生。そのチャラさを目立たせるためか、はたまた浪川さんのエンターテナー精神に火がついたのか、バックダンサーにあわせて浪川さんが(おそらく)アドリブでダンスポーズをとるのだから、会場から大きな笑いが沸き起こるのは必然! こうして見事1st笑いをゲットした浪川さんだったが、その後は危うく1st噛み噛みもあわせてゲットしそうになっていたことは秘密にしておこう(笑)。

そしてもうひとり、その立ち居振る舞いからすでに完璧にその役に入り込んでいたのが神谷さんだ。彼の演じる番場真昼は物語中盤で二重人格ということが明かされるのだが、それまではただの気弱な男子高校生。その気弱さが、ややうつむき加減の立ち方、自信なさげな歩き方などからひしひしと伝わってくる! これには会場にいたファンも、彼がしゃべる前から「ああ、きっとこの子は引っ込み思案な男子なんだろうな」という雰囲気を察したに違いない。

物語の詳細はあえて控えるが、軽く説明しておくといわゆる脱出ゲームのようにチェックポイントがあり、6人は出される難題をクリアしていけば次へ進めるといった展開が続く。もちろん一癖も二癖もあるメンバーはことあるごとに衝突を繰り返していくのだが、それをまとめるのが6人の中の誰か。最終的にはそのおかげで無事に脱出できた6人だったのだが、脱出後には6人の中ではやや異質な能力を持った彼に危険を感じて……といった、続きを期待させる謎も残していた。


舞台終了後には出演者からの挨拶があったので、そちらも簡単にまとめておこう。

小西さん
「舞浜には色々な施設があるというのに、本日はお越しいただきありがとうございます。来年あったら飛びたいと思います!(註:同会場はシルク・ドゥ・ソレイユが使用していることで有名)」

木村さん
「回によってキャストが変わっていましたが、僕なりの兎角を演じさせていただきました。来年も面白いものを作れたらいいなと思います!」

柿原さん
「大きな会場での朗読劇は初めてだったので楽しかった。こうやって作り上げた作品を皆さんに直に受け止めてもらえたらうれしいなとリハーサルから頑張りました」

吉野さん
「今回の朗読劇は出演者たちがそれぞれ思うキャラクター像で演じるという、Kiramuneが届けるひとつの形なのではないかと思います。これからも言葉を大切に皆さんに色々なものをお届けしたいと思っております」

浪川さん
「僕は昨日も伊介を演じさせていただきましたが、伊介に近寄ってくる椿が近い! それはもう、小西さんの台本が読めるくらいでした(笑)。これからもこのリーディングライブを進化していければいいなと思います」

神谷さん
「昨年に引き続き同じ場所で皆さんにお会いできたことを幸せに思っています。スタッフを初めとするダンサー、アンサンブルの皆さん、カイバの声を担当してくれた進藤尚美さんにも感謝したいと思っております。Kiramuneでは、これからも皆さんの笑顔のために、皆さんが楽しんでいただけるコンテンツを作り続けていきますので、引き続きお付き合いいただければうれしいです」

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Kiramune公式サイト
公式ツイッター @Kiramune_twit





CONNECT(岩田光央・鈴村健一)、入野自由、神谷浩史、浪川大輔、柿原徹也
バンダイビジュアル
2012-08-24