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まとめると!
●「SPACE SHOWER TV × 攻殻機動隊ARISE」25周年を記念してイベントが開催された!
●11月24日(月・祝)のイベントレポートが到着!
●当日の様子は、2015年1月18日(日)22時からスペースシャワーTVにて60分の特別番組としてオンエア!

イベントレポートをドウゾ\(^o^)/

 11月24日(月・祝)にお台場の日本科学未来館にて「SPACE SHOWER TV 開局25周年 × 攻殻機動隊25周年 × 日本科学未来館 GHOST IN THE SHELL ARISE“border:less experience”sounds curated by CORNELIUS」が開催された。

 今年で開局25周年を迎えたスペースシャワーTV。同じく生誕25周年を迎え、常に未来を予見するような世界観を展開し熱狂的な人気を誇る「攻殻機動隊」シリーズ。この2組による豪華コラボレーションイベントはサウンドキュレーターにCORNELIUSを迎え、クリエイターの中村勇吾がVJとして参加。ライブアクトにはそれぞれ「攻殻機動隊ARISE」シリーズのエンディングテーマを担当した、青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan、salyu × salyu、高橋幸宏 & METAFIVE(小山田圭吾 × 砂原良徳 × TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ × LEO今井)という、小山田圭吾が全ステージに参加する音楽ファン垂涎の3組がラインナップ。さらに「攻殻機動隊」シリーズに参加したクリエイターたちによるトークショーも行われた。また会場内外では最先端のテクノロジーを駆使したさまざまなインスタレーションが実地され来場者を楽しませた。

 日本科学未来館に到着すると、まず目に入ったのがエントランス近くに設置されている色鮮やかな文様が光で彩られるドームインスタレーション「コーネリアス × 攻殻機動隊ARISE × ブッダマシーン」。北京の電子音楽集団M3によって開発されたコンパクトなドローン再生機であるBuddha Machine。このカスタムモデルである「GHOST IN THE MACHINE」が、美術家・大山康太朗 a.k.a MONが手がけたドーム内に約70個設置され、内蔵スピーカーからコーネリアス作曲の「攻殻機動隊ARISE」のオープニング曲やアンビエントBGMが流れ、来場者に革新的かつ幻想的な音楽体験を提供した。館内に入ると一階の広大なフロアがイベント会場となっており、日本科学未来館のシンボルである1000万画素を超える解像度で、宇宙空間に輝く地球の姿をリアルに映し出すジオ・コスモスが出迎えてくれる。

 ジオ・コスモスの反対側にライブアクトが行われるステージがある。ジオ・コスモスの真下にはライブアクトと交互で行われるトークショーのブースがあり、司会を務める子どもの見た目をしたアンドロイド・アナウンサー、コドモロイドがイスに座っている。ちなみにドリンク売り場ではアスナというアンドロイドが売り子を務めていた。トークブースの右横に目をやると、慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科の協力を得て光学迷彩化された、「攻殻機動隊ARISE」に登場する支援車両・ロジコマのオブジェが設置されている。指定ののぞき位置から見ると、表面に投射された画像により背景が透けているように見えるほか、カメラでフラッシュ撮影すると、ロジコマの表面が光った写真が撮れる。さらにライブエリアのPAブースの背後にはFUN’IKIというウェアブルデバイス「雰囲気メガネ」を使用したインスタレーションが実施されている。体験者がこのメガネを装着し、ブース内のステージに上がりアクションを起こすと、レーザーと映像と音楽と雰囲気メガネが発する光が連動し、まるで「攻殻機動隊」の世界に入り込んだ体験ができる。

 開演時間を迎えライブアクトがスタート。初音ミクのボーカロイドオペラ「THE END」でその名を馳せた映像クリエイター、YKBXによるオープニング映像にオーディエンスから歓喜の声が上がると、青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaanがステージに登場。ライブは劇場版「攻殻機動隊ARISE border:2 G host W hispers」のエンディングテーマである「外は戦場だよ」で幕を開けた。アコースティックギターをつま弾きながら紡がれる青葉の静謐で凛とした歌声の求心力を、優しさと緊張感をたたえたリズミックな小山田のギターとU-zhaanのタブラが際立てていた。ラスト2曲に披露された、CORNELIUS「Star Fruits Surf Rider」とU-zhaan×rei harakami「川越ランデブー」のセルフカバーにオーディエンスは感動の拍手を送った。 続いて、トークショーの第一部がスタート。黄瀬和哉(アニメーション監督・アニメーター/「攻殻機動隊ARISE」総監督)、神山健治(アニメーション監督/「攻殻機動隊S.A.C」シリーズ監督)、佐藤大(脚本家/「攻殻機動隊S.A.C.」シリーズ脚本)の3名が、セル画及びフィルム時代からCG時代となったアニメ業界における制作現場の変遷について語り合った。トークが終了すると,ジオ・コスモスにはVJの中村勇吾がこのイベントのために制作した映像とオーストリアの芸術団体・アルスエレクトロニカ・リンツが制作した“都市”をテーマにした映像が映し出された。

 ライブアクトの2組目は、salyu × salyu。小山田圭吾が構築する徹底的に研ぎ澄まされたサウンドと人間の声、そのものの力が折り重なる“クロシッングハーモニー”をコンセプトにするこのスペシャルユニット。その真髄を1曲目「s(o)un(d)beams」からまざまざと聴かせてくれた。「ただのともだち」と劇場版「攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain」のエンディングテーマである「じぶんがいない」では、歌詞の頭文字をタイポグラフィーで映し出す中村勇吾のVJとも見事な融合を果たていた。

 トークショーの第二部では一部に続き登場した佐藤大と“日本のインターネットの父”と称される村井純(慶応義塾大学 環境情報学部・教授)がインターネットの歴史、そこに横たわる問題点や希望について見解を述べた。 ライブアクトのトリを飾ったのは、高橋幸宏 & METAFIVE(小山田圭吾 × 砂原良徳 × TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ × LEO今井)。高橋幸宏いわく「もしかしたらこの編成でやるのは今日が最後かもしれません」と語ったとおり、まさにプレミアムなライブとなった。「KEY」や「Ballet」、「中国女」といったYMOの楽曲群やTOWA TEIの「Radio」を再構築し、テクノロジーとフィジカルが拮抗しながら融和するサウンドの様相はあまりに格別だった。

 そして、その音楽世界はこのイベントのテーマ性を示しているようにも思えた。劇場版「攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone」のテーマソング「Sprit Sprit」と小山田圭吾プロデュースの新曲「Cue」でライブを終えると、賞賛と敬意を表するようなオーディエンスからの拍手と歓声はいつまでも鳴り止まなかった。 なおこのイベントの模様は、スペースシャワーTVにて2015年1月18日(日)22:00〜23:00に特別番組として放送される。お見逃しのないように。 Text_三宅正一(ONBU)

<番組概要>
SPACE SHOWER TV 開局25周年 × 攻殻機動隊25周年 × 日本科学未来館
GHOST IN THE SHELL ARISE “border:less experience”sounds curated by CORNELIUS
出演:
青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan
salyu × salyu
高橋幸宏 & METAFIVE(小山田圭吾 × 砂原良徳 × TOWA TEI × ゴンドウトモヒコ × LEO今井)
VJ:中村勇吾(tha ltd.)
放送日時:
初回放送:2015年1月18日(日) 22:00~23:00
リピート:2015年1月31日(土) 27:00~、2015年2月予定

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