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まとめると~
●「Live5pb.2014」が2014年11月15日(土)、TOKYO DOME CITY HALLで開催された
●志倉千代丸ほか、奥井雅美、今井麻美など計23アーティストが出演した
●今年のテーマは“コラボ”ということで数多くのコラボが披露された

 今年も休憩をはさんで5時間を超える超ロングライブとなった「Live5pb.2014」。その始まりを飾ったのは早速今回のテーマである“コラボ”を象徴するような3人のステージング。彩音、いとうかなこ、志倉千代丸による「コンプレックス・イマージュ」では間奏のギタープレイで志倉をフィーチャー。中央の志倉を彩音、いとうが囲むようにして歌い上げ、場内を早速大きく盛り上げた。

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 冒頭から場内を熱くした志倉。「最近“千代丸”で検索すると褒められてるのは全部力士(千代丸一樹)のほう。罵倒されてるのが僕」と、エゴサーチにまつわる悩み(?)で笑いをとる。

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 そのままステージには彩音が残り、さらに会場を熱くする!「KIZUNA~絆」を披露、観客を引っ張っていく。

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 続いてはアフィリア・サーガの出番。ヒットシングルの「S・M・L☆」で場内をアイドルライブ風味にアレンジ!

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 白くて清純な雰囲気なのに露出度多めの衣装がセクシーさをかもし出して、さすがアフィリア、魅せてくれる! 個性的なフォーメーションの振付も見ていて飽きを感じさせない! この振り幅の広さが5pb.ファミリーの素晴らしさのひとつ!

 アフィリアは「Live5pb.」でお披露目されたグループ。だからこのイベントが“誕生日”。MCでは「6周年を迎えるということで成長をみせたい」と話し、次の曲「ジャポネスク×ロマネスク」へ。タイトルどおり“和テイスト”を取り入れた曲で、振付はあの榊原ゆいが手がけていることも注目ポイント。彼女の12月13日(土)の舞浜アンフィシアターで開催されるライブが楽しみだ!

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 そんなアフィリアの紹介でステージに招かれたのが“Stand-Up! Hearts”。アフィリアの“研究生ユニット”ということで妹分的な位置づけのグループ。ステージに美少女が増えてとても華やかに。アフィリアメンバー・ユカフィンの「応援してくれますか~?」にファンも声援で答える。 

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 Stand-Up! Heartsは「TriangleWave」を初々しくもスマートに歌唱。9月にライブデビューしたばかりながら振りも揃っていて、これからの成長に期待できそうだ。

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LAZY GUNG

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左:吉田仁美・右:仲谷明香
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 初登場のLAZY GUNGに続けて登場した仲谷明香。『ハピネスチャージプリキュア!』OP曲の「ハピネスチャージプリキュア!WOW!」を歌う。パステル調のカラフルな衣装でステージは一気にメルヘンチックに。「今日は長丁場がんばっていきたいと思います」と宣言すると、“プリキュア盟友”ともいえる吉田仁美をステージに呼び込み、同アニメのED曲「プリキュア・メモリ」を二人で歌い、続いて吉田単独で同じくプリキュアソングの「パーティハズカム」を歌い上げた。

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 一転してステージをロックテイストに染め上げた流田Project。とにかく音圧がすごい。歌い上げるようなギタープレイで観客を魅了。『乾杯戦士アフターV』から「アフターVのテーマ」のほか、彼らならではのパワフルなメドレーも披露。このメドレーが聴けただけでも個人的には会場に足を運んだ価値あり!

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「ここでコラボしてみたいです!この人を呼んでみましょう!」と流田豊が言うと、ステージには高橋名人! 両者がコラボするのは「タカハセ! 名人マン」。今回、学生のバンドが借りそうな小さなスタジオで名人と流田Projectはリハしたそうで、喜びをMCで熱く語っていた流田豊が印象的だった。

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 続いてはアイドルカレッジが登場。桃井はるこプロデュースの「あのコが、髪を、切らない理由。」を含む2曲を披露。グレーをベースに蛍光色をあしらった衣装のカラーバランスが絶妙。衣装で楽しめるのもアイドルの魅力!

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 一転、セクシーな雰囲気で会場の空気を変えたのが原由実。「Rose on the breast」に続いては「みなさんの前で初披露します」と宣言して歌うのは新曲「虹色」。新曲がいち早く聴けるのは、まさにLive5pb.ならでは!

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 次のアーティストはいとうかなこ。まずはゲーム『カオスチャイルド』から「非実在青少年」。「ゲームに先がけ主題歌シングルが出ます。ゲーム業界では普通エンディングって内緒にするじゃん…でもカップリングに入ってる(笑)」と独特のトークのテンポで笑いをとると、続いてゲーム『新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士』の主題歌「Reaching out for our future」も披露。

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 続いて登場したのはnao。ゲーム『神次次元ゲイム ネプテューヌRe;Birth3 V Century』から「Rave:tech(^_^)New;world」を聴かせると、そのまま「超次元ゲイム ネプテューヌ コラボステージ」へ。

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「ネプテューヌ」シリーズで自らが演じる“ブラックハート仕様”の今井麻美が「漆黒のサステイン」を歌えば、アフィリア・サーガをバックダンサーにして彩音が「GO→Love&Peace」で会場を魅了。そのままアフィリア・サーガのヒットナンバーの「ネプテューヌ☆サガして」。marinaとnaoを含めたコラボステージメンバー全員での「Dimension Tripper!!!!」で前半戦終了。

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 休憩をはさんでの後半戦、まずはファンタズムの「月蝕のヴァニタス」「磔のミサ」の2曲からスタート。そのまま「シュタインズ・ゲート コラボステージ」へ突入する。ファンタズムといとうかなこ、いとうかなこと彩音、彩音とZwei、Zweiといとうかなこのコラボで『シュタインズ・ゲート』シリーズのOP&ED曲を奏でていく。

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 その後、ネプテューヌコラボステージにも出演したmarinaのライブへと続き、期待のニューフェイス、MIKOTOが登場。今回がイベント初参加となるMIKOTOは、『明治吸血奇譚 月夜叉』から2曲を披露。

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 続いてはまたニューフェイスとして、磯部花凛の登場。「今日はこんなに人がいるステージで歌わせていただいて光栄です」という挨拶の声がふるえて、こちらにも伝わってくるほどの彼女の緊張感。数千人の観客を前に歌うことのすごさを再認識。しかし彼女は、自身が星川プラム役も担当しているニンテンドー3DS『まほコレ~魔法☆あいどるコレクション~』から3曲を見事に歌い上げた。

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 そしてこの日、1、2を争う盛り上がりをみせたのが桃井はるこ。ステージで披露したのは稀代の名曲「LOVE.EXE」の1曲だけだが、その存在感、オーディエンスの盛り上げ方はさすがの一言。「どうして今日衣装が黄色のドレスかというと…ある人に敬意を表したんです!」とここで再び高橋名人をステージに招き入れる。

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「そろそろ黄色から抜け出したい」という名人に対して「私が“元アンセブ(小池雅也とのユニット・UNDER17)”から抜け出したかったのと同じ?」と聞き返す桃井。イベント中場内が大爆笑したシーンの1つだった。

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 続いて登場したのはバクステ外神田一丁目。サビ前のジャンプがキュートな「I believe my heart」のほか、新曲の「青春クロニクル」で場内を盛り上げると、再びZweiがステージに登場。デビュー当時から彼女たちのライブでは定番になっている“わっしょいコール”を今回もやろうと客席前列の女の子を指名、ステージに上げるZweiの2人。わっしょいコールのあとは「解禁日よりはやいからみんな知らないと思うけど…」と、なんと新曲「永劫真理のフェルマータ」をサプライズパフォーマンス。嬉しいプレゼントに場内も大喜び。

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 そんなZweiのコラボ相手は今井麻美。「ドン・キホーテで購入した」というZwei風(?)サングラスで歌う今井と「拡張プレイス」を歌う。途中、サングラスを外されて少しあわてた表情もキュートだった(笑)。

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 そしてここから今井麻美のステージへ。「コラボはリハから楽しくて楽しくて!」と今回のステージの喜びを語る今井。今年でデビュー5周年を迎え、アコースティックアルバムにライブと活動、表現の幅を広げ、アーティストとしても充実した2014年を過ごしてきた彼女。持ち歌の中から「little legacy」「星屑のリング」の2曲を披露。

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 今井からバトンを引き継いだのは奥井雅美。「Live5pb.は何回か見に来ていましたが、やっと出演できました~!」と言うとゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス』から「insanity」ほか『マブラヴ』関連曲を歌唱。なんと『マヴラブ』関連で新しく書き下ろした曲「ヒカリノハナ」も披露するというサプライズまで。

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 本編ラストは奥井雅美×いとうかなこという豪華コラボで「F.D.D.」。余韻冷めない場内からは早々にアンコールの掛け声が響きわたる。

 アンコールは彩音が「Endless Tears...」を、そしてオーラスは今井麻美の「Dear Darling」というセットリスト。歌い終わりにはステージ上に出演アーティストが勢ぞろいし、それはまるで「紅白歌合戦」のよう。ユカフィンが仕切る脇で桃井と名人がお互いを撮影しあい、それを見た志倉が「俺も(撮影)やりてーよ!」と突っ込んでみたり、ファンタズムはFESが「先に帰った」とのことで榊原ゆいが“代理”で登場。今井はZweiに「今度“Dear Darling”しません?」と誘いを向けるなどハイテンションなステージに。

 各アーティストが感想のコメントを言っていくなかで志倉さんは喜びのあまり(?)思わず「アニサマ最高ーっっ!」と絶叫。場内を爆笑の渦に巻き込むのだった。

 最後はサイン入りフリスビーやボールを客席に投げ入れてイベントは終了。ちなみに志倉が投げたボールのうち5つはソニーのハイレゾウォークマンがあたるボール。きっと客席は争奪戦になっていたことだろう。

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<セットリスト>
01 コンプレックス・イマージュ/彩音×いとうかなこ×志倉千代丸
02 KIZUNA~絆/彩音
03 S・M・L☆/アフィリア・サーガ
04 ジャポネスク×ロマネスク/アフィリア・サーガ
05 TriangleWave/Stand-Up! Hearts
06 lucidity/LAZY GUNG
07 extra fixx/LAZY GUNG
08 ハピネスチャージプリキュア!WOW!/仲谷明香
09 プリキュア・メモリ/吉田仁美×仲谷明香
10 パーティハズカム/吉田仁美
11 アフターVのテーマ/流田Project
12 メドレー(only my railgun ~ もってけ! セーラーふく ~ 紅蓮の弓矢 ~ Butter-Fly)/流田Project
13 タカハセ! 名人マン/流田Project×高橋名人
14 あのコが、髪を、切らない理由。/アイドルカレッジ
15 トゥルーエンド プレイヤー/アイドルカレッジ
16 Rose on the breast/原由実
17 虹色/原由実
18 非実在青少年/いとうかなこ
19 Reaching out for our future/いとうかなこ
20 Rave:tech(^_^)New;world/nao

21 ※超次元ゲイム ネプテューヌ コラボステージ※
・漆黒のサステイン/今井麻美
・Unite/marina
・きりひらけグレイシースター/nao
・GO→Love&Peace/彩音
・ネプテューヌ☆サガして/アフィリア・サーガ
・Dimension Tripper!!!!/ネプテューヌステージ全員


22 月蝕のヴァニタス/ファンタズム
23 磔のミサ/ファンタズム
24 ※シュタインズ・ゲート コラボステージ※
・運命のファルファッラ/ファンタズム×いとうかなこ
・スカイクラッドの観測者/いとうかなこ×彩音
・フェノグラム/彩音×Zwei
・Hacking to the Gate/いとうかなこ×Zwei

25 エテルナ/marina
26 運命ノ花/marina
27 Accepted Blood/MIKOTO
28 月雪ノ音/MIKOTO
29 虹のやくそく/礒部花凜
30 ハッピーバースデー/礒部花凜
31 ふたりのクイーン/礒部花凜
32 桃井はるこ/LOVE.EXE
33 愛はメリーゴーランド/高橋名人×桃井はるこ
34 I believe my heart/バクステ外神田一丁目
35 青春クロニクル/バクステ外神田一丁目
36 約束のオーグメント/Zwei
37 永劫真理のフェルマータ/Zwei
38 拡張プレイス/今井麻美×Zwei
39 little legacy/今井麻美
40 星屑のリング/今井麻美
41 insanity/奥井雅美
42 ヒカリノハナ/奥井雅美
43 F.D.D./奥井雅美×いとうかなこ

44 Endless Tears.../彩音 
45 Dear Darling/今井麻美

<TEXT:葛西桐弥>



ファミソン8BIT SP~ゲームソング編
高橋名人
メディアファクトリー
2014-03-26