TWO-FORMUALA_2ndA(hiki)_web IMG_7534
TWO-FORMULA


この記事の内容は?
●2013年『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』のエンディング曲「太陽と月のCROSS」でデビューしたTWO-FORMULAが再始動
●藏合紗恵子(ぞうごう・さえこ)さんと佐土原(さどはら)かおりさんにインタビュー
●2ndシングルとなる「Somebody to love」はアニメ『ISUCA-イスカ-』のエンディング曲

IMG_7536
左:藏合紗恵子さん・右:佐土原かおりさん

 藏合紗恵子さんと佐土原かおりさんが結成するユニットTWO-FORMULA。約1年ぶりの2ndシングル「Somebody to love」は、アニメ『ISUCA-イスカ-』のエンディング曲となった。すべてが対照的なふたりが組み立てるFORMULA(方程式)は、2ndシングル「Somebody to love」で、どのような解を導きだしたのか?


――2ndシングル「Somebody to love」は、アニメ『ISUCA-イスカ-』のエンディング曲。まず今のお気持ちは?
藏合
 TWO-FORMULAは2013年11月にリリースさせてもらった「太陽と月のCROSS」がデビューシングル。あれから1年と3ヶ月……やっと再始動だなというワクワク感が強かったですね。
佐土原 『俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している』のエンディング曲を歌うということで結成したTWO-FORMULAで、またこうして歌わせてもらえるという驚き、そして喜びが第一印象でしたね。TWO-FORMULAは、前回と比べてどうなっていくのだろう? 違った方向性? 同じ路線? そこがいちばん楽しみにしていたところでした。

――1stシングルに比べて心境的に変わった部分はありましたか?
藏合
 1stシングルのときは歌もダンスもPV撮影もすべて初めて。本当に私の歌手デビューでした。あれから1年が経ちまして、色々と経験させてもらって、少しは成長した自分になれたのではないかなと思います。
佐土原 前回もツインボーカル、そして対照的な部分というのがメインのTWO-FORMULAだったのですが、今回はそれがより明確に打ち出されています。

――表題曲で2ndシングルとなる「Somebody to love」はロック調の激しい曲! コンセプトは?
藏合
 アニメ『ISUCA-イスカ-』のエンディングテーマとなっているのですが、作品の世界観だとか、ヒロインたちの切ない思い、運命に抗っていく決意がふんだんに盛り込まれた曲だと思います。
佐土原 本当に作品の世界観に沿って作られた曲ですね。それからTWO-FORMULAらしさも前面に押し出されたロック調の曲になりました。「TWO-FORMULA、帰ってきたな」と感じてもらえるのではないかなと思います。
藏合 サビの部分は本当に気をつけて、それからBメロの静かなところからサビに向かってどんどん力強くなっていく流れを注意して歌いました。
佐土原 やっぱりツインボーカルでハモリが魅力のユニットなので、ハモリ部分は気に入っています。……ちょっと難しかったですが(笑)。

――レコーディング時の思い出は?
藏合
 「Somebody to love」は一緒に集合しての録音でしたので、お互いの歌を現場で聞いているんですよ。歌い手が違うとこうも雰囲気が違うんだなと、(佐土原さんの歌を聞いて)ちょっと笑顔になっちゃいましたね。
佐土原 前回のシングルのこともあったので「やっぱり(藏ちゃんは)アタックゴリゴリで来たな!」と(笑)。先に藏ちゃんが歌っていたのですが、私は真逆の感じで歌ったのを覚えています。

――カップリングの「蒼風のニルヴァーナ」に関してはいかがですか?
藏合
 曲自体、音は激しいのですが、旋律は意外と緩やか。先に音を聞かせてもらっていたのですが、イントロから戦っているような激しさがあったので、(歌詞は)ジャンヌダルクみたいな戦う女性、先導者として前に立っていくイメージ、そこにある孤独感、切なさ、それが思い浮かぶような詞がいいなとワガママを言わせてもらいました(笑)。
佐土原 Aメロからほとんどハモリがついているので、そのハモリを聞いてください。TWO-FORMULA史上最大といってもいいくらいのハモリ量になっています。
藏合 全体的にみると、サビの追っかけ部分もいいですよね。ただ、サビのハモリはすごく低い部分と高い部分があって……。
佐土原 苦戦しました(笑)。
藏合 かおりは低い部分が苦手って言ってましたが、私は高いキーが大変だという(笑)。そこはお互いに得意な部分を補いながらね?
佐土原 ディレクションでも「(佐土原さんは)高い方が歌いやすそうですね」なんて言われましたから(笑)。曲もジャケットの私たちに寄せてもらいまして「あなたとならやっていける」と感じさせてくれる詞、最後の「結ぶこの手と手」からの「君と……」への流れが好きな部分です。

――今回の衣装は「サイバースチームパンク」ということでかなり強めな衣装。
藏合
 声優ユニットでこんなに作り込んだ衣装を着ている人はみたことないですよね(笑)。歯車を初めとした細かい装飾がふんだんに入っていて、そこが見どころです。
佐土原 衣装さんに手作りしてもらいました! 和テイストの中にも妖艶さ、セクシーさがありますよね。
藏合 私の左手の小手には方位磁石と小型の望遠鏡がついていたり、頭にもゴーグルがついているのですが、(頭のゴーグルには)ギミックがあってちゃんと光るんですよ! 残念ながら、撮影では使われませんでしたけれど……(笑)。
佐土原 私はそんなに強くない衣装でしたけどね(笑)。藏ちゃんに比べると(接近戦というよりは)援護射撃をする雰囲気の衣装。ゴーグルも一個でしたからね。
藏合 髪も1stシングルの時から伸ばしているので、今回は地毛なんですよ。
佐土原 そう考えるとTWO-FORMULAは見た目も変わりましたよね。

――PV撮影はいかがでしたか?
藏合
 今回はダンスの振り付けがなく、全部アドリブでした。
佐土原 そこはあえて揃えず、個性を出して行く方向で。
――1stシングルのときは「ダンスを覚えるのが大変!」と言っていましたよね?
藏合 全身筋肉痛になっていましたからね(笑)。
佐土原 あんなに激しいダンスは初めてでした。今でも踊れるくらい覚えています。
藏合 今回のPV撮影では、衣装に小さな部品が多かったので、チェーンが切れたり、小物が落ちたりと大変だったのが印象的かな?(笑) あとは、厚底のブーツで階段を上るシーンがあって、そこで「下を見ないでください。そして手すりも使わないで階段を上ってください」というオーダーがありまして……。
佐土原 どこが一段目かも分からなくて! いちばん最後のテイクだったのですが、いちばん怖くて、いちばん時間がかかったシーンでしたね。PVで見て「顔がこわばっていなくてよかったな」って思いましたから(笑)。

――アニメ本編にも出演しているおふたり。ISUCAコラボ盤にはミニドラマも収録されていますが、どのような内容になりましたか?
藏合
 アニメ『ISUCA-イスカ-』では、私は相馬撫子という大人の魅力溢れる先生役を演じさせてもらっています。
佐土原 私はタマ子という化け猫役を演じさせてもらっていまして……。
藏合 そんな本編では絡みの少ないふたりの掛け合いが楽しめるミニドラマになっています。このドラマCDでは結構感情を露わにした撫子が見られると思いますよ。
佐土原 確かに、撫子先生の違う一面が見えますよね。タマ子はアニメと変わらず天真爛漫なアホな子ですが(笑)。内容は撫子先生にコスプレを強要されて(ゴニョゴニョ)……というお話になっています。

IMG_7525

――それでは改めてここで、TWO-FORMULAだからこそできる音楽についてひとこといただきたいと思うのですが?
藏合
 やはりツインボーカルユニットなので、ふたりでなくてはできない。私とかおり、歌い方もキャラクターもまったく違うふたりが組んだユニットですので、そのギャップ、違う歌声が絡んだときに生まれる方程式が魅力だと思っています。
佐土原 「ふたりの音楽方程式」。これがTWO-FORMULAの命名の元になっていますから、歌を聞いても、PVを見てもすべて新鮮なギャップ、化学反応を感じてもらえるユニットが魅力ではないのかなと思っています。

――確かにPVでもそのギャップがでていましたからね。
佐土原
メイクからして違いますからね。
藏合 私はゴリゴリで強そうなイメージでしたけど、かおりはかわいかったし。
佐土原 はい。ドーリーなイメージで、前髪もパッツンでした。
藏合 衣装も系統は揃えてあるのですが、細かいところが違うんですよ。かおりの方はスカートが広がっている感じで、私はタイトな感じのスカートで。
佐土原 厚底ブーツも私の方が高くてね。本来の身長が6cmくらい違うんです(笑)。幻想的な雰囲気に仕上げてもらったPVで、見たときは本当にかっこいいなと感じました。「あれがこうなったんだ!?」みたいな感じで!
藏合 現場ではチェックの時間があまりなかったので、できあがりを見て初めて「こう撮られていたんだ!」と感動しました。

――それでは最後に、おふたりは2014年を振り返って、どのような年でしたか?
藏合
 本当に色々あったので、あっという間の一年でしたね。お仕事に関しても色々やらせていただきました。
佐土原 レコーディングも撮影も人生でいちばん多かった年だったので、挑戦の年、駆け抜けた一年でした。

――続けて2015年の抱負をお伺いします。
藏合
 TWO-FORMULAとしてはアニサマに出るというのが目標です! そして今年こそはLIVE5pb.に出たいなと。2014年はスケジュールの都合で出られなかったので……。
佐土原 個人的には海外に行ったことないのでTWO-FORMULAで台湾でライブをしたいですね(チラッ)。

――発売直後には発売記念イベントも予定されています。
藏合
 TWO-FORMULAの2ndシングルが1月28日発売ということで、新年早々CDを出させてもらえるのは本当にありがたいことだなと。アニメ『ISUCA-イスカ-』と合わせてよろしくお願いいたします。パワーアップして帰ってきた私たちを楽しみに待っていてください。
佐土原 2曲ともロックで激しくてかっこいい曲に仕上がりましたので、イベントではぜひ曲を覚えてきてもらって、激しくノッてもらって、それがどういう風景になるのか……今から本当に楽しみにしています! 新しい年、新しいTWO-FORMULAで皆さんにお会い出来るのを楽しみにしていますので、これからもよろしくお願いします!

IMG_7533


●イベント情報
2015年1月31日(土)
とらのあな秋葉原店C 4Fイベントフロア
【内容】トーク&LIVE
・開場:12:30~ ・開演:13:00~
※詳細につきましては、お手数ですが開催店舗まで直接お問い合わせください。

●「Somebody to love」
価格:ISUCAコラボ盤/1,800円(税抜)
   通常盤/1,200円(税抜)
発売日:1月28日
発売元:5pb.
販売元:株式会社KADOKAWA メディアファクトリー
オフィシャルHP:http://5pb.jp/records/two-formula/

FVCG-1331_web
ISUCAコラボ盤ジャケット

FVCG-1332_web
通常盤ジャケット

●アニメ『ISUCA-イスカ-』公式HP
http://isuca.net/