_JP_0035


まとめると…
●中村繪里子さんのソロライブイベント『ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~』が6回目、そしてファイナルとなる公演を迎えた
●“Thank You LIVE”と銘打たれ、感謝の気持ちに満ちた“39曲”が披露された
●MCでは斬新なサプライズやゲームも展開!?

 11月8日(日)、中村繪里子さんのライブイベント『中村繪里子Thank You LIVEら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~』が東京・品川ステラボールにて開催された。今回で6回目となる「なかむランド」は、“ファイナル”と予告されており、サブタイトル「Thank You LIVE」の通り、感謝の心に満ちた内容となった。

 遊園地がコンセプトのイベントなだけあって、ロビーにも色とりどりのフラワースタンドが並ぶ。本物の遊園地を模した作品も並び、ファンから愛されているイベントであることがわかる。恥ずかしながら「ファイナル」にして初参加だった筆者はまずその手の入れように感動した。

なかむランドお花1 なかむランドお花2 なかむランドお花3

なかむランドお花7 なかむランドお花5

なかむランドお花4 なかむランドゲート

 会場に入ると、ステージには遊園地のようなセットが組まれていた。そしてオールスタンディングの客席には、今回のイメージカラーにちなんだ白いライブTシャツを着たファンの方がズラリ! 白く染まった客席の一体感に目を奪われる。

 場内が暗転し、いままでの「なかむランド」のライブ映像が流れ出し場内のボルテージも高まっていく。そして主役である“園長”中村繪里子さんが登場、1曲目「ココカラ」で早くも勢いをつけると、2曲目の「ヒカリ咲く」で「なかむランドへようこそー!」と歓迎の挨拶。客席にせり出した花道の先頭(センターステージ)まで来てファンを盛り上げる。天井のミラーボールもキラキラと光り、煌びやかなスタートが切られる。3曲目の「I.W.B.D」を歌い終えると、中村さんはいったんステージ裏に下がった。

 このあとライブパートの転換の合間には、その都度スクリーンに過去開催の映像が流されるのだが、過去映像にも客席がペンライトを振って答える光景は見ごたえがあった。中村さんの衣装もパートごとにオレンジや空色といったふうに変わっていくのだが、これらは過去開催で着ていた服に今回用にアレンジを加えたもの。途中のMCで「ライブを積み重ねていくうちにどんどん曲も増えました。打ち上げ花火をやろうということで、今回は全部の曲をやります!」と言うと、客席からは割れんばかりの大歓声が起きた。

_JP_2047 _JP_0243

_JP_0767 _JP_0408

 抜群のトーク力を持つ中村さんはMCでもファンを沸かせる。そこでちょっと他ではお目にかかれなさそうなサプライズが起きた。ステージに1本用意されていた今回の特製ペンライト。6色に変化できる仕様で、多くの人が手にしていたが、中村さんが「持っていない人いる?」と問いかけると、1人が手を挙げる。すると中村さん、「じゃあ、あげる!」と、持っていたそれをセンターステージ越しに手渡した。なんという出血大サービスかと驚いたのだが、奪い合いになるようなこともなく、受け取った人に皆で拍手するといった温かさにもっと驚いた。客席全体がイベントのためを思っているのだなと感じる。

_N8C0505

 さらにもう一つMCで斬新なことが起きた。中村さんが「みんなと何かして遊びたい」と言うと、客席から出たリクエストが「じゃんけん!」。それを受けた中村さん、かつてないルールのじゃんけんを提案。客席を上手と下手(それぞれ客席から見て右と左)に分け、上手をグー、下手をパーチームと決める。すると「勝ったほうに投げキッスをする」という、今までに見たことないけど勝敗は丸見えのじゃんけんを始める。中村さんがチョキを出し、上手のグーチームが投げキッスをゲット。もらえなかった側から「チョキチームも作って!」と意見が飛び、「残念、私はチョキが好きだ!」と答えると「え~!?」という声が。この“楽しいブーイング”を提供してくれたパーチームにも「お礼の投げキッス」が贈られた。

 ライブに戻ると「Luminous」「2 of us」「雨音」「約束の木の下で」「jewelry smile」と、しっとりとしたメドレーが続く。そして中村さんが、39曲の中に1曲、ファンの皆が歌うことで完成する曲があると言うと、中村さんの「おめでとう、おめでとう♪」に、観客が「繪里子!」と答える、というオリジナル曲が完成。続いて「Happy Birthday to You」と、11月19日に誕生日を控えていた中村さんに向けた歌が展開する。

 するとステージに特製のバースデーケーキが登場! 何段にも積み重なったケーキを感慨深そうに眺め、ロウソクの火を吹き消す中村さんはとても幸せそうに見えた。

_N8C0768

 その後もこれまでの「なかむランド」のCDに収録された曲が披露されていき、ライブも終盤へ。最新アルバムに収録されている「Forever Smile」「Someday Somewhere」を歌い終えると、中村さんは客席を眺め「レコーディングしながら見たかった景色が目の前にある……」としみじみ語る。

 そして「ここから『なかむランド・パーティー』をしたいと思います」と言うと、「Party☆Time」の演奏が始まり、星型、ハート型の風船が降り、白い大玉4つが客席内を飛び交い、場内がパーティー会場と化す。続く「無敵の絆」「てのひらのLOVE&PIECE」ではステージを左右、そして中央にと駆け巡り、最後に向けて会場中が沸く。この日二度目の「ココカラ」で“パーティー”を締めくくると、最後のMCへ。

_N8C1008

_N8C1281

 客席からの「繪里子!」コールを受け、名前についてのお話が始まる。中村さんが言うには、家族や関係者にすら「繪里子」と呼ばれることがないらしい。(全国の「中村」さんに配慮しつつ)よくある苗字だし、「スメラギ」や「ツチミカド」みたいな名前に憧れていた……と語ったが、この「なかむランド」は「中村」だからこそできたということで、「“繪里子”で“中村”で本当によかったと思ってる」と語り、歓声を浴びた。確かに「スメラギンド」や「ツチミカンド」ではこんな「温かい遊園地」にはならなかっただろう。

 あと2曲で39曲フルコンプリートと言い、残る「Bye-bye Good-bye」「ら・ら・ら・なかむランド」を歌い上げ、「最後、跳ぶよー!」と叫び、ファンと一緒にジャンプ! 「なかむランドのために生まれた曲、39曲ができました、Thank You!」と手を振る。

 中村さんは客席の各方向に深々と礼をし、「また必ず逢いましょう! 約束だよー」晴れやかな笑みを浮かべて、ステージ奥、ゲートの奥へと姿を消した。

 ライブでもトークでも、ステージと客席の一体感に何度も心を掴まれ、初参加だが満喫させていただいた。「なかむランド」と名の付いたイベントは今回までとのことで、寂しさや「もっと早く来ていれば!」という気持ちもあるが、中村さんと来場者による「約束」にウソはないだろう。「また必ず」の機会を待ちたい。


_N8C1836


≪中村繪里子さん インタビュー≫

――ライブお疲れ様でした! 「なかむランド」としては最後の公演を終えた感想はいかがですか?

 やりきったぞー!! という感じです。わたしだけじゃなくて、どのセクションもランドで自分たちのやりたかったことを出しきったんじゃないかな? それは、「終わるからやっとこう」じゃなくて「ランドだからやっちゃおう」ってことだと思います。そういう人たちが集まったから、さみしくなくライブを終えられたのかな、と思っています。


――誕生日ソングを加えて39曲、「ココカラ」の二度披露など、こだわりを感じるライブ構成でした。セットリストはどのように考えましたか?

 私からのセットリストへのリクエストは「39曲全部をやりたい」でした。今回でランドが終わるなら、出し惜しみをしたくない、多少ムリをしてでもやりたかったんです。その上で、何パターンかセトリ案を挙げてもらって、最良のものを選択しました。出し惜しみをしないという思いは、アンコールを作らない、という構成にも反映してもらいました。これは1stの時から言い続けてきたことでした。

 セトリのなかに最初からアンコールゾーンがあるって構成に個人的には違和感があったんです。わたしにとってのアンコールて、お客さんが望んで作ってくれるスペシャルな時間だから。そのために、あらかじめアンコール用に曲をやらずにとっておく、というのは、「中村繪里子」らしくないなって。

 でも、ライブ作りのセオリーとしてアンコールタイムがないのはだめだって言われてたので、ライブの延長上のアンコールではなく、閉園後を遊ぶという園長からえりこになるプライベート時間をいままで作ってきていました。それが、今回やっと叶って、みんなが楽しみ尽くせるライブのセトリとなって良かったです!!


――じゃんけんや客席からの「おめでとう!」コールなど、お客さんとも盛り上がりました。お客さんの反応を見て思ったのはどんなことでしょうか?

 このひとたちがいてくれるなら、こわいことってないなぁ。


――過去6回「なかむランド」を開催してきて、得たものってなんでしょうか?

 のぞまれることの うれしさ、たのしさ、ありがたさ。


――「なかむランド」はココカラどこに向かう予定ですか?

 なかむランドは無事閉園しました。みんなと楽しく打ち上げ花火ができて、ほんとうに嬉しかったです。

 でも「中村繪里子」は進むし、先を見てるし、終わらない。

 一緒にやりたい、と思ってくれる人がいれば一緒に遊びたい、と思ってくれるみんなのところへ必ずいきます。
だから、声をきかせてください。そこへ必ず行くから。


――ご協力ありがとうございました。


『中村繪里子ら♥ら★ら♪なかむランド~Love♥Laugh★Live♪~』公式サイト
http://nakamuland.net/


ら ら☆ら♪なかむランド~Love Laugh☆Live♪~
中村繪里子
シーサイド・コミュニケーションズ
2012-11-03