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まとめると!
●10月31日・11月1日開催「たまゆらの日2015」のオフィシャルレポート
●最後の「たまゆらの日」でもあるこの2日間だった
●誰もが楽しめるバラエティに富んだ企画を実施!

 10月31日と11月1日に、広島の竹原市で「たまゆらの日2015」が開催されました。2010年、2011年、2013年に続く4度目の開催であり、最後の「たまゆらの日」でもあるこの2日間。佐藤順一監督やメインキャストが参加したステージイベントのほかにも、「たまゆら殺人事件Ⅱ」「ももねこ様ヒーローショー」「ももねこりかるパレード」など、誰もが楽しめるバラエティに富んだ企画が行われました。竹原を代表するイベントで『たまゆら』にも登場する『憧憬の路』が同日に開催されたこともあり、町並み保存地区や駅前商店街「あいふる316」は、2日間、多くの人々で賑わいました。

それではレポートをご紹介\(^o^)/

【たまゆらの日2015~オープニング~】

 「たまゆらの日2015」の最初のステージイベントは、10月31日の昼に竹原市民館で行われた「たまゆらの日2015~オープニング~」。ステージ上には、主人公・沢渡楓たちの憩いの場でもある竹原南高校写真部の部室が再現されています。最初に登場したのは、『たまゆら~卒業写真~』の新キャラクター進藤巧美役の内田彩さんと、前川すずね役の飯塚麻結さん。さらに、沢渡楓役の竹達彩奈さん、塙かおる役の阿澄佳奈さん、桜田麻音役の儀武ゆう子さんも登場して、「劇団たまゆら」による小芝居が披露されました。佐藤順一監督も、「写っている写真を持っていれば、キャスティングに有利」との噂があるという謎の人物「魔法使いおじさん」の役で登場。たまゆらイベントの恒例にもなってきた監督の仮装姿に客席も沸きます。

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 「たまゆらトーク」のコーナーでは、過去の「たまゆらの日」を振り返りながら、今年の企画も紹介。キャスト陣は「たまゆら殺人事件Ⅱ」「ももねこ様ヒーローショー」などの企画が気になっているようでした。

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 「校歌を歌おう」のコーナーでは、佐藤監督、音楽演出の佐藤恭野さん、町並み保存地区にある「お好み焼きほり川」の堀川店長がボー○ロ○ドとなって登場。お手本として、「竹原南高等学校」の校歌を披露しました。続いて竹原南高校の生徒(会場のお客さん)が全員で合唱し、その音源を録音しました。この校歌については、公式ホームページで公開中。

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 キャスト陣による朗読コーナーでは、ヒーローショー仕様のももねこ様も登場。会場をざわつかせます。

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 最後の出演者挨拶では、初めて「たまゆらの日」に参加した飯塚さんが感極まって号泣。共演者もファンも、その初々しい姿を微笑ましく見守っていました。

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【たまゆらの日2015~竹灯りの中で~】
 10月31日の夕方からは『たまゆらの日』恒例の照蓮寺でのイベント。オープニングイベントと同じ、竹達さん、阿澄さん、儀武さん、内田さん、飯塚さん、佐藤監督の6人によるトークでおおいに盛り上がりました。

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 「憧憬の路」が始まる17時からは、竹灯りの点灯式。出演者全員が願いごとを書いた竹灯りにみずから点灯した後、自分の願い事を発表しました。

佐藤監督「みんなの想い竹灯りにのせて世界へ届け」
竹達さん「何度でも竹原にもどってこられますよーに!!」
阿澄さん「たまゆらのステキなフシギな奇跡のパワーで、みんなの願いごとが凄まじい勢いでズバズバ叶えられていきますように」
儀武さん「これからもずっ~と愉快な私でいます。約束したもんね!!」
内田さん「毎日を大切に笑顔で過ごせますように…」
飯塚さん「来年ここで、ただいまって言えますように」

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 陽が沈み、竹灯りのほのかな光がさらに美しくなってきたところで、『たまゆら』のBGMを生みだしている中島ノブユキさんによるピアノ演奏。『たまゆら~卒業写真~』の主題歌『これから』のピアノソロバージョンなど4曲を披露すると、照蓮寺がさらに温かな『たまゆら』らしい空気に包まれました。

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【ももねこりかるパレード】
 10月31日(土)の夜9時からは、「あいふる316」でトラックに乗った巨大ももねこ様とファンの有志、地元の人たちよるパレードが開催。「たまゆらの日2013」で初開催されたこのパレードも、今回で4回目の開催となり、もはや恒例のイベント。ももねこ音頭とももねこサンバのリズムに合わせたハイテンションなパレードに。パレードの最後には、佐藤監督と儀武さんも登場。大勢の参加者と一緒に盛り上がります。

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 また、前日から「あいふる316」には、カードに記されたヒントを元に事件の犯人を探っていく「たまゆら殺人事件Ⅱ」の事件現場(スタート)と捜査本部(ゴール)も設置。公式グッズの販売コーナーやたまゆらの日2015公式グッズの販売も行われていました。

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【たまゆらの日2015~フィナーレ~】
 11月1日に竹原市民館で開催された「たまゆらの日2015」の最後のステージイベントは、前日の「オープニング」と同じく「劇団たまゆら」による小芝居で開幕。岡崎のりえ役の井口裕香さんと、ともちゃん役の東山奈央さんも加わり、出演者は総勢8名となりました。

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 竹原の感想などを語ったトークコーナーに続いては、「第3部キャッチコピー決定戦」を開催。キャスト陣が事前に考えたオリジナルのキャッチコピーを披露していきます。最初に発表した竹達さんのキャッチコピーは、さすが主人公と思わせるような『たまゆら』の魅力にあふれたコピー。しかし、阿澄さん、井口さん、儀武さんのキャッチコピーは、どこかで見覚えがあるようなフレーズばかり。内田さん、飯塚さん、東山さんのキャッチコピーは、独自の視点で書かれているものの、作品の内容とはあまり関係の薄いものでした。さらに三次ちひろ役の寿美菜子さんも、VTRでサプライズ参戦し、個性的なコピーを披露。結局、佐藤監督が選んだ最優秀キャッチコピーは、大方の予想どおり竹達さんのもの。しかし、竹達さんのコピーも「長すぎる」ということで、最終的には公式のキャッチコピーが一番という結論になりました。

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 キャスト陣総出演の朗読劇の後は、フィナーレイベントを締めくくる出演者全員の挨拶。それぞれが『たまゆら』や竹原、ファンの人たちへの思いを語っていきます。

竹達さん
「『たまゆらの日2015~フィナーレ~』ということで、今回でひと段落してしまうのですが、2010年から『たまゆらの日』をやらせていただいて、本当にたくさんの人とステキな時間を共有できて。皆さんと一緒に過ごして来た時間は、すごく大きなものだったんだなと感じることができました。フィナーレを迎えてはしまいますが、またぜひ、いつか竹原に帰ってきて、みんなで『おかえり』『ただいま』と言い合えたらと思います。最後まで応援してもらえたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました」

阿澄さん
「きっといろんなところから、いろんな思いを持って『たまゆら』を大好きという気持ちで参加してくださったのだと思うんですけど。私たちは感謝の気持ちでいっぱいです。気がつけば本当にたくさんの想い出ができていて、それがそこにあることは当たり前のような気持ちにもなっていて。それは幸せなことでもあり、ちょっと怖いことでもあるのですが。この5年間があるからこそ、最後の1年がどれだけ大切なものなのかということも実感しています。皆さん、今日も素敵な想い出を一緒に作ってくださってありがとうございます。また、みんなで一緒に楽しい時間を過ごせるように、皆さん、ぜひ元気で頑張ってね! 私も頑張ります! ありがとうございました」

井口さん
「ファイナルと何度も言っていますが、私自身、まだあまり実感がありません。オリジナルでこんなに長く続けさせていただける作品って、本当になかなか無いと思うんです。OVAから始まって、一歩ずつぽってたちと一緒に成長してきて。長い月日を経て、今度は後輩チームも参加してくれて、新たな『たまゆら』を生み出すことができました。これから3部の公開があって。4部が始まって。そこで感じられる、見えてくる思いもあると思います。まだ制作途中ではありますし、歩いている途中なので、我々も前を向いて、一生懸命作品作りをしていきたいと思います。最後までぜひ皆さん、『たまゆら』を愛し続けてください」

儀武さん
「『たまゆら』という作品が大好きな皆さんが竹原に遊びに来てくれることが本当に嬉しいです。この作品が無かったら出会えて無い人もいるし、この作品があったからこそ、みんなと時間を共有して、交わることができました。あすみんも言ってましたけど、当たり前のことが当たり前だと感じられることって、すごく幸せなことだなと、ひしひしと思っています。みんなと一緒に、こうして当たり前にイベントをできることが本当に幸せです。卒業に向けて、その当たり前の幸せをもっともっと大切に、みんなと素敵な想い出をこれからも作っていきたいと思います。みんな元気で、頑張りましょう!」

東山さん
「私はともちゃん役として、途中からシリーズに関わらせていただきました。イベントで皆さんとお会いする機会はあまり多くはありませんでしたが、こうして竹原にくることが出来て本当に嬉しかったです。実は、デビュー前に、『たまゆら』のOVAのオーディションを受けさせていただいていて。そのときからずっと知っていた作品に、こうして出演させていただけることになって非常に嬉しく思っています。憧憬の路も、以前日帰りで来ようと思って本当に飛行機を調べたこともあるくらい、ずっと来たいと思っていました。また皆さんとお会いできる機会は、きっときっとあると思うので、それを信じて。私も頑張ろうと思いますので、本当にありがとうございました」

内田さん
「私も実は『たまゆら』のオーディションを受けさせていただいていて、OVAにも石像を持ち上げる女子高生で出させていただきました。そんな作品に今回、新入生という新たなキャラクターで登場させていただいて、本当に幸せに思っております。スタッフやキャストの皆さんから、竹原に何度も来て、地元の皆さんと一緒にイベントや想い出を作っているというお話を聞いていたのですけれど。こうして竹原に来て、ファンの皆さんや地元の皆さんとの触れあいを見ていると、本当に『たまゆら』がいろいろな人に愛されていて、作っているスタッフの皆さんも本当に『たまゆら』を愛しているからこそ、こんなに温かい時間が流れているんだなというのをすごく感じさせてもらいました」

飯塚さん
「春の進級イベントのときに先輩の方々が話していたんですけど。卒業という形で1年かけて作品の終わりをしっかりできるのは、めったないこと。楽しいなと思って観ていたアニメも、1クールで終わった後、新しいお話が観られるのかどうかって分からないですよね。(最初は)終わりがあるって決まっているのは悲しいことだと思ったんですけど。でも、皆さんに、来年の春に終わるよって1年前から告知ができて。その最後の1年を一緒に歩んでいけるのは、本当に幸せなことなんだなと思いました。だから、こんなに泣いてたら、3年生の先輩方が安心して卒業できないと思いますので。私もみなさんと一緒に頑張って行きたいと思います」

佐藤監督
「この2日間、願いの力みたいなものをあらためてすごく感じました。本当に底抜けに楽しくて、出演している我々自身も楽しかったんですけど、楽しんでくれている皆さんの顔を見られるのもすごく楽しかったです。このイベントを企画したスタッフや運営してくれた人。町の人。参加してくれた人だけでなく、来れなかったけど、参加したいと思ってくれていた人。そういうみんなの願いが重なって、こんな素敵な時間が過ごせたのかなと思います。願いの力がたくさん集まるのって、本当にすごいなと思いました。4月の卒業までまだ少し時間はありますけど。『たまゆら』って楽しい作品だなと思いながら終われたらなと思います。僕も頑張りますけど、皆さんも健康に気をつけて頑張りましょうね。今日はありがとうございました。これからも『たまゆら』をよろしくお願いします」

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 こうして、「たまゆらの日2015」のステージイベントはすべて終了。最後の「たまゆらの日」も、大勢の人々の笑顔に包まれた、素敵な2日間となりました。

詳しくは公式サイト へ!
公式Twitterアカウント:@tamayura_tweet
(c)2015佐藤順一・TYA/ たまゆら~卒業写真~製作委員会
フィナーレ!ってやつかな!