まとめると…
●伊福部崇さん主催の「NATURE GAME」改め「NATCLE GAME」1st STAGEが1月30日(土)に開催された
●昼の部、side cleverに青木瑠璃子さん、安藤ひかるさん、一木千洋さん、小林洋平(ちゃんこ)さん、藤本淳史(田畑藤本)さんが出場
●cleverなやりとりが続く中、決め手となったのは“女帝”の……?

2014年8月に第1回、2015年1月に第2回が開催された伊福部崇さん主催の「NATURE GAME」。満員御礼となった第2回のラストで「次はもっと大きなところで!」というコメントも飛びだしたイベントが、会場を前回比およそ4倍の規模に拡大! 「NATCLE GAME(ナックル ゲーム)」と名前を変え、1月30日(土)に東京・科学技術館サイエンスホールで行われました。
今回はNATURE GAMEで行なわれた「フリーワードグリコ」に替わり、「OUTFOX QUESTION(アウトフォックス クエスチョン)」というゲームを実施。5人のプレイヤーがそれぞれクイズを作り、答えを考えたり、誰が作ったのかを当てたりしていきます。詳細は下記のルール説明動画をご参照ください。
大まかに説明すると……
●クイズが出題され、それに答える「QUESTIONパート」と、誰がどのクイズを作ったのかを見破る「OUTFOXパート」に分かれる
【QUESTIONパート】
●プレイヤーは
・テーマに沿ったクイズを事前に2問作成
・5人×2問=10問に「ジャッジ(審査員)」の作ったダミー問題を加えた11問が出題され、このうち2問を選んで回答
・クイズに正解すれば設定されたNATCLE(=ポイント)に準じたオープン(公開)ポイントを獲得
・その問題がクイズとして成立しているかどうかをジャッジが判定。成立すれば出題者にブラインド(非公開)ポイントが入る
・出題者は自分以外に正解されてしまった場合、その分のNATCLEがブラインドで引かれる
・クイズに不正解の場合、答えたプレイヤーはポイントの変動なし。出題者は「20000NATCLEから正解時に得られるNATCLEを引いたポイント」をブラインドで獲得(例:5000NATCLEの問題に回答者が不正解なら、出題者は15000NATCLE獲得)
【OUTFOXスパート】
●プレイヤーがそれぞれ、誰がどの問題を作ったのかを予想
●出題者を当てたら、1問につき5000NATCLE獲得
●自分の作った問題が当てられてしまったら出題者はマイナス5000NATCLE
●QUESTIONパート・OUTFOXパートでのNATCLEを合わせ、さらに契約書でプレイヤー同士が結んだ契約内容を反映させたうえで、合計NATCLEが最も多かった者が優勝。NATCLEに相当する金額(1NATCLE=1円)を得ることができる

さてレポートへ! まずは司会の伊福部崇さん、向清太朗(天津)さんが登場し、挨拶とルール説明を行います。
昼の部「side clever」は青木瑠璃子さん、安藤ひかるさん、一木千洋さん、小林洋平さん、藤本淳史さんがプレイヤーとして登場。

■左からNATURE GAME時代に2連覇を達成している“女帝”こと青木瑠璃子さん、“謎解きアイドル”グループ・ラストクエスチョンの安藤ひかるさん、アニメ・声優関連のラジオを多数手がける放送作家の小林洋平(ちゃんこ)さん、学習院大学卒の声優・一木千洋さん、東京大学において現役入学・現役卒業を果たした芸人・藤本淳史(田畑藤本)さん

■青木さんは今回、あまりモチベーションが上がらないといった挨拶をしていましたが……?

■なぜか本名で参加することになった“ちゃんこ”こと小林洋平さん。司会から「洋平さん、洋平さん」と言われ「親しかそう呼んでない!」。

■“東大卒芸人”藤本さん。今回はステージ上で「東大が5階建ての5階なら、(ほかの大学は)ブラジルですね!」と、強気な発言も目立ちました。

■プレイヤーたちの様子を眺めるためのVIP席。ここには解説を務める、東京大学大学院でゲーム理論を勉強しているというタレントの夏海紫(なつみ ゆかり)さん(後列左)、ジャッジのハガキ職人(ラジオや雑誌に投稿する人)・哲ひとさん(後列右)も座ります。NATURE GAME時代にはプレイヤーとして出場していた哲ひとさん、今回は会場の規模が広がったということでなんとメイクも受けたそうです。
そして今回のゲームである「OUTFOX QUESTION」がスタート。まずは「QUESTIONパート」。事前に出場者が考えたクイズ、設定したNATCLE(=ポイント)が表示されます。今回のテーマは「サイエンス」。


【問題・NATCLE一覧】
Q1.鉛の元素記号を答えなさい。 1000N
Q2.「オオスズメバチ」に勝てる唯一のハチは? 1000N
Q3.ASIMOにも用いられているパーソナルモビリティーの名称は? 1000N
Q4.「スタミリンゴガイ」は一般的に「アメフラシ」と呼ばれている。○か×か。 14000N
Q5.アインシュタインが生まれた年は? 1000N
Q6.光ファイバーなどに利用されている光の原理は? 1000N
Q7.『アイドルマスター シンデレラガールズ』(TVアニメ)でサイエンスホールが登場したのは何話? 12000N
Q8.アルカリ性に反応して赤色に変化する試薬は? 1000N
Q9.リトマス試験紙の色素は何から得られる? 11000N
Q10.空気中に含まれる割合が3番目に大きい気体は? 7000N
Q11.科学は英語で「Science」ですが、技術は英語で? 16000N
プレイヤー5名×2問に、ジャッジの作ったダミー問題を加えた計11問。日常会話では使わないような言葉がズラリと並び、さすが「side clever」と感動すら覚えます。
ここから約10分間のシンキングタイムへ。ステージに残ってもよし、プレイヤー用の控室に移動してもよし。

■小林さん以外は皆、プレイヤー用の控室へ。


■控室で思案を重ねる藤本さん(写真上)。ポーズがずっと変わりません。
シンキングタイムが終了し、回答タイムへ。答えられるのは11問中2問までのため、1問ずつ、答えるか否かが問われていきます。問題が難解なだけに、正解発表のときもスクリーンに「UNI-CUB」「リトマスゴケ」など普段聞かない言葉が踊ります。司会の向さんも「読み上げるだけで頭よくなった気がする!」。



“clever”な問題の中でひときわ異質だったQ7の『アイドルマスター シンデレラガールズ』問題。「出すの1人しかいないだろ!」という空気の中、『シンデレラガールズ』声優の青木さん、そして小林さんが回答。しかしここで青木さんがまさかの不正解。この不気味さに司会の伊福部さんも「何この感じ!」とゾッとした様子を見せます。




そしてQ11の「科学は英語でScienceですが、技術は英語で?」という問題。安藤さん、一木さんが「Technology」と答える中、青木さんが「てくのろじー」と平仮名で回答。そしてスクリーンに映る回答は「てくのろじー」。青木さんだけが正解、16000NATCLE獲得という結果に。

会場がざわつく中、誰がどのクイズを出したのかを答える「OUTFOXパート」へ。それぞれがフリップに予想を書き、スクリーンを使って答え合わせを実施。そして……青木さん、小林さんが全問的中! 『アイマス』問題が青木さんではなく小林さんのものだったことも明らかに。会場全体が「何かある」という空気になる中、最終結果の発表へ。


■関係者から「side natureのほうが向くのでは?」と言われたらしい一木さん。出した2問がともに不成立というジャッジを下されました……。


■青木さん、ちゃんこさんが「OUTFOX」パート全問正解
【side clever 結果】
1位:青木瑠璃子 76000NATCLE
2位:安藤ひかる 17000NATCLE
3位:小林洋平 0NATCLE
4位:一木千洋 -5000NATCLE
5位:藤本淳史 -17000NATCLE

青木さんが見事NATCLE GAME side cleverの初代チャンプに! しかし順調にNATCLEを積み重ねていたはずの小林さんの0NATCLEという数字に会場中からどよめきが。
これにはやはり裏があり、青木さんと小林さんが契約を結んでいたのです。その内容は次の通り。
「NATCLEを集計する際、ちゃんこのNATCLEを青木瑠璃子さんに1NATCLE=1円のレートで買い取ってもらう。NATCLEはすべて譲渡する」
本来小林さんは40000NATCLEを獲得していたものの、“それをすべて青木さんに譲る”という契約が果たされたため、青木さんは自身の36000NATCLEに加え小林さんの40000NATCLEを合わせた76000NATCLEを獲得、という結果に。小林さんが出題した『シンデレラガールズ』問題で青木さんが不正解となり、小林さんがNATCLEを獲得していたのですが、そのNATCLEも最終的に青木さんに渡っていたのでした。

■契約内容を解説する青木さん。

■契約内容に困惑する藤本さん。
さらに青木さんは小林さんのみならず安藤さん、一木さんに「女子同士で協力しよう」と持ちかけ、藤本さんの問題以外、誰が作ったのか知っていたとか。そして4人ともNATCLEを1000に統一することで、“問題が藤本さんとジャッジによる3問しか残らない”状況を作っていたとのこと。
青木さんと小林さんは「藤本さんが一番勝ちに来るだろう、東大卒の学歴を全面に出してくるだろう。ここはギャフンと言わせよう」とたくらんでいたようで、藤本さんは見事術中にハマった形に。そして司会に「言ってみてください」と振られ、「ギャフン!」と言ってくれる藤本さん。東大卒の「ギャフン」なんて前代未聞かもしれません。

■青木さんが「NATCLE GAME」でもチャンピオンに。
そして今回獲得NATCLEがマイナスだった人には罰ゲームが用意されていました。今回のイベントが悲しい思い出になってしまったということで「悲しい思い出」が花言葉のリコリスのお菓子を食べることに。一木さん、藤本さんともに本当に悲しそうなリアクションを見せます。



ちなみに青木さん、小林さんの契約は「賞金を山分け」ではなく「NATCLEを買い取る」という内容のため、76000円という賞金のうち40000円は小林さんのものに。青木さんが貫禄の優勝を見せましたが、一番得をしたのは小林さんでした。青木さんも今回は計画どおりにいかない部分が多かったようで、これから女帝を打ち破る、新たな猛者が現れるかも? そんな予感のするside cleverでした。
●side natureのレポートへ続く




NATCLE GAME事務局 official blog
http://ameblo.jp/natcle/
NATCLE GAME事務局のTwitter
@natclegameさんのツイート
V.A.
日本コロムビア
2015-10-28