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この記事の内容は?
●科学技術館にて行なわれた松来未祐さん愛悼イベントのオフィシャルレポート
●当日は思い出のライブ衣装やTシャツなどが展時
●サイエンスホールではライブイベントも開催された

2015年10月27日、「慢性活動性EBウイルス感染症(以下、CAEBV)」を患い、この世を去ってしまった声優の松来未祐さん。同業者やミュージシャンなど松来さんを大好きな仲間たちがファンと一緒に開催した『サンキュー! 未祐ちゃん』のオフィシャルレポートが到着したので紹介しておこう。
  
彼女が患った「CAEBV」という病気や、「CAEBV」の治療に欠かせない「骨髄バンク」「献血」のことをもっと知ってもらおうと開催した、松来未祐さん愛悼イベント『サンキュー! 未祐ちゃん』。イベント当日は会場である東京の科学技術館に1000人を越える人々が訪れた。

1階の展示ホールには、2007年の「三十路祭」を皮切りに、毎年のように開催していたバースデーライブやCDジャケットで使用した衣装やライブTシャツを展示。またご両親や友人たちから提供された松来さんとの思い出の写真の数々を展示したフォトヒストリーボードや、松来さん縁の人々からのメッセージカードコーナーも。
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展示ホール横では、「CAEBV」や骨髄移植についての講演会も開催。松来さんと同じ「CAEBV」を患いながら、骨髄移植を受けて回復し、骨髄バンクのドナー登録や献血の推進運動にも携わっているプロスノーボーダーの荒井daze善正さんが登壇し、ドナー登録や献血の必要性を訴えた。

また展示の開催時間中は会場入口横に献血バスが常設。イベントの趣旨に賛同した献血希望者は多く、 数十分待ちの状況にもなっていた。最終的には1台の献血バスで献血可能な上限を超える70人もの参加者が献血に協力。骨髄バンクのドナー登録も42人の新規登録がありこちらも1日のイベントでは異例の多さだった。

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17時からは地下のサイエンスホールでステージイベントが開催。荒井daze善正さんをゲストに、「CAEBV」について学ぶトークコーナーでは儀武ゆう子さんが聞き手となり進行。トークショーの後は松来さんが様々な作品で共演した声優仲間たちのビデオメッセージが上映。40人を越える声優が松来さんのことを思い出しながら、笑顔で「松来未祐の流石エピソード」を披露していった。

ビデオメッセージの終了後はライブパート。 阿澄佳奈さん、大坪由佳さん、神田朱未さん、菊池達也さん、儀武ゆう子さん、榊原ゆいさん、高野直子さん、高橋美佳子さん、西村ちなみさん、広橋涼さん、水沢史絵さんと、バースデーライブなどで松来さんを支えていた三十路バンド【オバタコウジさん(G)、林由恭さん(B)、アサヒさん(Key)、杉浦"ラフィン"誠一郎さん(Mani)、Do!藤崎さん(Dr)】が、MCを挟みながら、松来さんゆかりの曲を次々に披露していった。

なお、このイベントの売上は、最低限必要な運営費・製造原価などを除き全額が「慢性活動性EBウイルス感染症の研究費用」「日本骨髄バンクの運営費」「SNOW BANK PAY IT FORWARD 開催費用」に寄付されるそう。11月上旬には、公式ホームページにて寄付金に関する報告を掲載予定。

≪松来未祐さん愛悼イベント「サンキュー!未祐ちゃん」公式ホームページ≫

松来さんが亡くなってから、もう1年が経とうとしています。



White Sincerely
松来未祐
メディアファクトリー
2013-09-27


MEMORIES~Miyu Matsuki Best Songs~
松来未祐
Lantis(K)(M)
2008-09-26