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まとめると!
●宮野真守・自身最多の9箇所12公演に及ぶ全国ツアー「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2017 〜LOVING!〜」を開催!
●9公演目となった10月15日(日)には横浜アリーナにて超満員の13500人を動員!
●多くの笑顔と「LOVE」に溢れた本公演を中心にオフィシャルレポートをお届け!

声優アーティストの宮野真守が、自身最多の9箇所12公演に及ぶ全国ツアー「MAMORU MIYANO LIVE TOUR 2017 〜LOVING!〜」を開催し、9公演目となった10月15日(日)には横浜アリーナにて超満員の13500人を動員。多くの笑顔と「LOVE」に溢れた本公演を中心にレポートをお届けする。

開演を告げるオープニングムービーは、テーマパーク内をイメージしたもの。支配人である宮野がコメディー映画のごとくコミカルに忙しく動き回ったかと思うと、画面から飛び出し突然ステージへ登場するというサプライズ。だが、驚いている間に視線は再び画面の中へと戻される。そして今度はしゃぼん玉が発生する機械のスイッチを入れると、映像とリンクし、会場内にしゃぼん玉が舞うという演出にまたも驚き、その光景に目を奪われる。
そうこうしているうちに、「ようこそLOVING!へー!!」という声と共に、なんとアリーナ後方から移動式ステージに乗った宮野が登場。会場内の明かりが一斉に点灯し、楽器を携えたバンドメンバーや旗を掲げたダンサーを引き連れて進んでいく様は、パレードのようだ。1曲目に披露された『EVER LOVE』は宮野が8月にリリースした最新アルバム『THE LOVE』でも1曲目に収録されている楽曲。「Here is the love」「愛が溢れてゆく」という歌詞にもあるように、今日のライブがたくさんの「LOVE」に包まれるようにという宮野からの想いが伝わってくるような開幕に、観客からも歓声という形で「LOVE」が宮野へ贈られる。
2曲目の『シャイン Prince Mix』ではアリーナ中央のサブステージでテーマパークのショーを彷彿とさせる華麗な踊りで魅了。そんな中でも「Feel me」「Touch me」での決めポーズへの期待は裏切らない。更に「Kiss me」ではいつもより長いタメからの投げキッスというサービスに、客席の熱が一気にあがっていく。
続く『スーパーノヴァ』は可愛い振付が印象的な楽曲。サビの部分では観客も一緒に振りを行い、曲に合わせてペンライトが大きく揺れていた。「ありがとうございました」とロボットのようなユーモラスな声で曲を締めると一旦ステージ裏へ。

最近の宮野のライブでは珍しくPOPで可愛らしい雰囲気でスタートしたが、なんとも多幸感に溢れており、気づいたら頰が緩んでいた方も多かったのではないだろうか。
4曲目『Uhh』では、白い車がステージに登場。車に腰かける姿や歌詞に合わせてダンサーと無邪気に戯れる姿に何度も歓声があがっていた。
「今宵はこの横浜の街にテーマパーク“LOVING!”がオープンしました!皆様を夢と愛の溢れる世界へいざないたいと思っております。これからいろんなアトラクションが飛び出しますのでお楽しみに!!」と話した後、披露されたのは『テンペスト』。膝をついて情熱的に歌う宮野に魅せられ、嵐吹き荒ぶ空間へと引きずりこまれたかと思うと、『Now and Forever』では、激しいダンスを踊りながらも力強い声で愛を歌うその姿に、これまでとはまた違った「LOVE」の形を宮野から贈られているようだった。

そして、落雷から愛の奇跡へと繋がる、ストーリー仕立てで構成されたメンバー紹介に続いて披露されたのは、『僕のマニュアル』。キラキラと光るトレンチコートの裾をはためかせながら颯爽と登場。足をつたう手の動きや、ソファで長い足を組みかえるというセクシーな仕草、吐息混じりの歌声に夢中になっていると、ふいに甘えるような振りと表情を見せてくれるというそのギャップに、瞬く間に胸を撃ち抜かれてしまう。その衝撃なのか曲が終わった後には、ざわめき、歓声、指笛の音など様々な感情が広がっていた。

続くライブ恒例のアコースティックコーナーでは、「子守唄のように歌うので寝ちゃってもいいです」という宮野の言葉通り、囁くような歌声が心地のよい世界へといざなってくれた 『愛溢れる』、遠くにいる大切な人を思い出しながら聞いて欲しいと語り、ピアノアレンジが印象的だった『HOW CLOSE YOU ARE』を披露。そしてもう1曲、お洒落なジャジーサウンドへとアレンジされた『Kiss×Kiss』では、トロッコに乗り、「どこだー?」と言いながら、会場の至るところへ投げキッスを行い、大いに「LOVE」を振舞っていた。
そして合間のMCでは、宮野からバックを支えてくれるTEAM MAMOのメンバーへ、そしてバンドメンバーから宮野へ、“愛のメッセージを贈る”というテーマでトーク。
バンドメンバーからはそれぞれ「年々カッコよくなっている」「お客さんに向けてすごい嬉しそうに笑う瞬間があって、それをいつも横で見ているのが好き」「マモちゃんの書く歌詞は優しくてあったかい気持ちが溢れているから、今日のようなステキな空間を作っている」「ライブ前の気合入れの時、目が合うと実はかなりドキドキしている」と言われ、その度に照れたり、笑ったり、そして涙ぐんでしまう姿も見られた。

コーナー後のスペシャルムービーでは、Showに出てくれる人材を探すというストーリーを、宮野と、バンド・ダンサーメンバー出演でミュージカル調に展開。最後には宮野が「LOVE」をテーマに歌うこととなり、披露されたのはなんと「コメディー」への愛。これまでの公演で製作されたバラエティ要素満載のムービーを振り返り、「来年もおそらくやるー!」という歌のオチに、客席から笑いと共に大きな歓声があがっていた。

そしてここからライブはいよいよ後半戦へ。
ステージ2Fからポップアップで勢いよく飛び出した宮野は、宇宙服を彷彿とさせる白い衣装で登場し、『Space Travellers』を披露。先程までの雰囲気とは一変し、その激しいビートに、再び会場内のボルテージが一気にあがっていく。
12曲目の『恋されガール』では、観客全員で行う振付を宮野自らレクチャー。大小のハートを表す振付を満面の笑顔で行う宮野に、会場にも「LOVE」とそして笑顔の輪が広がっていった。
続く『TRANSFORM』は、セクシーでワイルドなダンスが印象的な1曲。曲中にはステージ上で白から黒の衣装へTRANSFORM。そして両手で胸元を掴み、それを勢いよくはだけさせると、この日一番の大歓声に。
後半戦スタートからの怒涛の可愛いとカッコいいの応酬はまるでジェットコースターのようだ。
勢いをそのままに、次の『SHOUT!』では、移動式ステージでセンターへ進むと、歌詞に合わせてコール&レンスポンスを行い、会場内の一体感はどんどん高まっていく。そして横浜アリーナでの開催にちなみ、マスコットキャラクターの“ヨコアリくん”をコールすると、なんと着ぐるみがステージへ登場。ペンライトを持ち、お腹にはライブグッズを装着しているというその愛らしい姿に、宮野も思わず笑ってしまっていた。 
15曲目の『The Birth』では、歌への感情の趣くままバンドメンバーと絡んでいく激しいアクトに、またも引き込まれていく。曲終わりにはセンターステージに宮野一人が残り、まるで観客と宮野だけしかいないような特別な空間が出来上がっていた。
「最後に歌いたい歌があります」「今日はみんなからのパワーをもらいにきました。僕からはみんなの明日のためにパワーを送りたいと思います」と話し、本編最後に披露されたのは『POWER OF LOVE』。MUSIC VIDEOさながらに白いペンライトの光に包まれる中、宮野と観客の「POWER OF LOVE」の声が会場いっぱいに響き渡り、宮野からの「LOVE」と観客からの「LOVE」、その真っ直ぐな想いに胸が熱くなり、宮野がステージから去った後もその余韻に浸るように自然と拍手が起こっていた。

もちろんこのままで終わるわけもなく、会場からの「マモ」コールに応え、『Crazy Wonder Night』のイントロと共に「アンコールありがとう!」とタオルを持って元気にステージへ再登場。トロッコへ乗り込むと、時にはファンと触れ合いながら、笑顔でアリーナを一周した。
「LOVING!というツアーはずっとやりたかったテーマだったので、愛に溢れた時間をみなさんと一緒に過ごせて嬉しく思います」「みんなが笑顔になれるテーマパークというイメージでマモランドを作りました」と改めてこのツアーへの想いとファンへの感謝を述べ、この日最後に披露されたのは、そんな宮野の想いとリンクする『J☆S』。「その笑顔に救われる人がここにいることを」という歌詞を聞き、「ファンのみんなからもらえる笑顔に元気をもらっている」と宮野がMCで語っていたことを思い返したが、笑顔いっぱいにサビを大合唱する観客の姿を見る限り、きっとファンも宮野の笑顔からたくさんの元気をもらっているのだろう。
「LOVING!」と叫び、曲を締めると、最後は再びトロッコに乗り、何度も「ありがとう」と終始笑顔で手を振りながら1曲目の登場と同じくアリーナ後方へと消えていった。

横浜公演はこれにて終了となったが、10月29日に仙台・ゼビオアリーナで行われたファイナルでは更なるサプライズが。アンコール後も止まない「マモ」コールに応え、2日後にハロウィンを控えているということで、黒猫の帽子ともふもふの手をつけた仮装姿で登場したのだ。「みんなが呼ぶ声が聞こえたし、ハロウィンもうすぐだし、パーティーしたいなと思って」と話した後、ここでなんと嬉しいお知らせが。歌手デビュー10周年を迎える2018年、初のベストアルバムをリリースするとのこと。その発表に会場内は割れんばかりの歓声が起こり、黒猫にちなんで「ニャー!ニャー!ニャー!」と全員で万歳三唱。喜びを分かち合っていた。そして、「一人でニャーってやってても寂しいから」とバンド・ダンサーチームをステージへと呼び込むと、皆思い思いの仮装をしており、その姿に大きな笑いが起こる。宮野も顔をくしゃっとさせながらお腹を抱えて笑い崩れ、更に会場中へと笑顔が広がっていく。
「みなさん、ハロウィン盛り上がれますかー!?」「みんな一人じゃないよ」と話し、このツアーのラストナンバーとして披露されたのは『Not Alone』。しゃぼん玉が舞う中、ダンサーチームの仮装に笑ったり、「ニャッ!」と可愛くポーズをとりながら歌う姿に、何度も歓声があがっていた。
最後は、この会場でもトロッコに乗り、「ありがとー!」「ニャー!」と言いながらアリーナを一周し、観客にご挨拶。ステージから見えなくなるその瞬間まで、名残惜しそうにもふもふしたその手を振り続けていた。
だが、その後も観客は席を離れることなく、退場の曲『Gravity』が鳴り終わるまで全員で大合唱を行い、この「LOVE」に溢れた空間を最後の最後まで宮野の想いと共に作り上げていた。それは宮野とサポートメンバーだけでなく、観客も含む全てがこのShowのキャストであったのだと感じさせられるようなエンディングだった。

開幕からフィナーレまで、たくさんの笑顔と、そして宮野からファンへ、ファンから宮野への大きな大きな「LOVE」に包まれたこのツアーの終わりは寂しくもあったが、テーマパークから帰る時同様、「あぁ、また来たいな」というとてもハッピーなあたたかい気持ちで満たされていた。

宮野は11月23日から劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月<下弦の月>の主演を務めるなど活躍の日々が続くが、2018年の歌手デビュー10周年がどんな1年になるのか、今から楽しみでならない。

<セットリスト>
OPENING MOVIE
1. EVER LOVE
2. シャイン Prince Mix
3. スーパーノヴァ
4. Uhh
5. テンペスト
6. Now and Forever
7. 僕のマニュアル
8. 愛溢れる
9. HOW CLOSE YOU ARE
10. Kiss×Kiss
11. Space Travellers
12. 恋されガール
13. TRANSFORM
14. SHOUT!
15. The Birth
16. POWER OF LOVE
EN1. Crazy Wonder Night
EN2. J☆S

W/EN. Not Alone(10/29仙台・ゼビオアリーナ公演のみ)

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Photo:hajime kamiiisaka

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いつまでも若々しいですね(*'ω'*)