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まとめると!
●『BULL/ブル 心を操る天才』東地宏樹、古谷徹、竹内順子のオフィシャル・インタビューが到着!
●DVD-BOX・PART-1は6月20日(水)、PART-2は7月4日(水)発売!
●2017年新作TVシリーズNo.1を獲得した心理エンターテイメントだ!

 全米CBSネットワークにて2016年にスタートし、たちまち大ヒットとなったドラマシリーズ『BULL/ ブル 心を操る天才』のDVDがついにリリースされる。主演のマイケル・ウェザリー(『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』、『ダーク・エンジェル』)が演じるのは、実在の人物をモデルとした心理学者ジェイソン・ブル。そのブルが創設したTAC(トライアル・アナリス社)に集まるスペシャリストたちが、心理学と最新テクノロジーを駆使して、裁判だけでなく、事件そのものを解決していく新感覚の最新ドラマだ。

その吹替を担当するジェイソン・ブル役の東地宏樹さん、ベニー・コロン役の古谷徹さん、マリッサ・モーガン役の竹内順子さんに本作の見どころや、演じるキャラクターの魅力などを語ってもらった。

――本作は法廷を中心としながらも、法廷内にとどまらず様々な場所が舞台となり事件を解決するという斬新な設定の作品ですが、どんな点が見どころでしょうか?

東地:最初に思ったのは、アメリカでは陪審員制度がこんな風になっていたんだということですね。その陪審員たちを操って、裁判だけでなく事件そのものを解決していくという、そういうストーリーは初めてじゃないかと思います。それでいて、事件を解決するだけではなく、人助けもするんですよ。そのために各分野のスペシャリストたちが集まって、みんなで力を合わせて解決していくところが見どころですね。

古谷:日本とはあまりにも裁判のシステムが違うよね。最初はビックリしました。

竹内:陪審員を選ぶための仕事があるというのをこのドラマで初めて知りました。それに必要な分野が多岐にわたっていて、そのためにスペシャリストが集まっているというのがすごいですよね。

――個性豊かなスペシャリストの天才たちがTACには揃っていますね。

古谷:本当にすごいチームですよ。マリッサは元国土安全保障省で、元FBI捜査官のダニー、ハッカーのケイブル、ベニーも元々は検事局の検察官というすごいエキスパートたちが揃っていて、彼らの活躍が面白いですよね。

東地:チャンクは元アメフト選手でゲイの一流スタイリストですしね。

古谷:彼も異色ですね。

――その天才たちが法廷だけでなく、TACのオフィスや色々な場所で活躍するというのは観ていて楽しいですね。

竹内:TACのオフィスって、カッコイイですよね。

古谷:モニターがいっぱいあるからね(笑)

竹内:モニターがいっぱいあって、「すごい! これどこにどんなスイッチがあるんだろう?」とか色々考えちゃったりしています(笑)

――犯罪捜査ドラマの司令室みたいな雰囲気ですよね。

竹内:もっとエピソードが進んだら、空中に映像が映し出されて、その映像をタッチして操作しそう(笑)

古谷:SFみたいだね(笑)

東地:ブルもTACのオフィスにいろんな人を呼んで、自慢しているよね。

竹内:そうそう(笑)

古谷:裁判をシミュレーションするための擬似的な陪審員が付けている時計もSFみたいで気になるよね。脈を測ったりするヘルスメーターみたいになっていてすごく面白い。

竹内:難しい言葉をこんな風に日常で使う人間がいるんだと思うぐらい、一つ一つの言葉にビックリすることが毎回ありますね。私はハイテク用語が苦手なので、ケイブルがいて良かったです(笑)

――毎回、作品のテーマとなる題材もユニークですね。

古谷:現代のアメリカの娯楽や、ライフスタイルがテーマになっていたりするんですよ。eスポーツ、人格を持っているAIの自動運転プログラム、医療ロボットなどがテーマで、すごく興味深いストーリーになっているんです。この作品は法廷ドラマではないですね。

東地:題材選びが斬新で面白いですよ。

竹内:だから、最初はネタ切れするのが早いんじゃないかと思いました。

東地:そこはちょっと不安だったけど(笑)。でも、心配ありませんでしたね。

――テーマも斬新で、謎解きもありと、単なる法廷ドラマの枠にとどまらない作品ですね。

東地:毎回、どういう話なのかと台本をチェックするのが楽しいです。

竹内:そういうストーリーの中で本作の良いところは、最後にちゃんと悪いと思われる人が浮き出されることですよね。

古谷:そう。法廷内でドラマが終わるわけじゃなくて、必ず真犯人を突き止める。

東地:裁判で勝つだけじゃなくて、その先があるというのも面白いですよね。

竹内:勧善懲悪な人情的なものを感じますね。何が正義かというよりも、その人の今後の人生が大事になるかというのを根本にしているんじゃないかなと思います。

東地:そうですね。人情がドラマの根本にありますよね。

古谷:ブルたちは、クライアントの人間性、生活環境、その人の未来まで考えてくれている感じはありますね。

――主人公のブルについて感じる魅力や、吹替時の役作りをどのように考えていますか?

東地:ブル役を頂く前に、あまり格好良くならないようにと言われていたんです。ブルは頭が良いし、軽妙な感じではあるんですけど、そこで格好良くなりすぎないようにと言われてスタートしました。

竹内:ブルはおちゃめですよね。

東地:そうですね。ブルは人と接する時に何かを食べながら話したり、無茶なことを言ったりするんですけど、その裏には父親からひどい目に遭わされた辛い過去があるんですよね。TACというチームを組む以前は1人で仕事をしていたんですけど、ある失敗で考えを変えて、仲間を作るんですよ。そのチームの中でとにかくベラベラ話すんです(笑)

古谷、竹内:(笑)

東地:そのベラベラ話すことが上手く作用して、ブル自体が色々な面を持つ人に見てもらえたら良いなと思って演じています。

――ブルはよく話す一方で、物静かに思考する知的な大人の面もありますね。


東地:仕事をしている時はそういう面もありますね。陪審員の誰を選ぶか考えている時は、冷静沈着に物事を進めていく感じです。

古谷:ブルって女性にモテモテでずるいですよね(笑)

東地:必ず出てくる女性と絡みますね(笑)

古谷:しかも、みんな美人じゃないですか。それで、必ず口説くけど、最後まではいかないんですよ(笑)

東地:結構、ひどい目に遭ったりしますね。お酒を飲んだ翌朝にズボンが無くなっていたりとか(笑)

竹内:ブルは、そこはかとなくイタズラ心があるキャラクターですよね。東地さんが演じているからなのか、本人がそうなのか分からないですけど。

東地:いや、ブル本人がそうです(笑)。演じているマイケル・ウェザリーさんご本人も、自分でこの企画を持ち込んだというか、これをやりたいと言っていたそうで、この作品に相当気合いが入っていますよね。

古谷、竹内:そうなんだ。

東地:『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』という長寿シリーズのレギュラーを降りてまでの出演ですから、この作品に賭けているんじゃないでしょうか。

竹内:えー! そうなんだ。

古谷:相当この作品に入れ込んでいるんだね。

東地:それが演技にもにも出ていると思いますよ。

――そのブルと義理の兄弟という設定のベニーは、どのようなキャラクターでしょうか?

古谷:ベニーはブルほど軟派じゃなくて、すごく正義感が強くて、とても真面目なキャラクターなんです。でも、クールなだけではなくて、やっぱり熱くなる時は熱くなるキャラクターなのが魅力ですね。敏腕検事だったんだけど、検事局を辞めて、それから弁護士として義理の兄であるブルのところでお世話になっているんです。

――女性の竹内さんから見て、ブルとベニーのどちらに魅力を感じますか?


竹内:ベニーです!

東地:回答が早い(笑)

古谷:(笑)

竹内:ブルはあのイタズラ心とおちゃめさで、自分の心を隠しているというのが、ちょっと女性からすると敬遠したくなるかな。マリッサもそう思っているんじゃないでしょうか。ストレートに誠実な心を出してくれる男性のほうが女性は惹かれると思います。

古谷:それは竹内さんの好みでしょ(笑)

竹内:(笑)

――第1話のラストでブルと陪審員の1人が話すシーンでも、その心を隠しているという感じがありましたね。

東地:何か本音を隠しているようなところがありますけど、でも、根本には人助けというか正義感があるんだと思います。ブルは曲がったことは引き受けないというか、この人が無罪であると確信しないと引き受けないので。まあ、たくさん報酬をいただける事件とかも引き受けますけどね(笑)

古谷、竹内:(笑)

東地:そういう高額報酬事件も扱う一方で、一銭にもならないこともやったりするからメリハリがあって面白いですね。

――ブルの右腕的存在であるマリッサはどんなキャラクターでしょうか?


竹内:まず見た目が綺麗ですよね。スタイルがいいし、それにとても知的ですね。あまりにも自分とかけ離れていたので、最初に演じる際は、どうしようとずっと思っていたんですよ。知的で綺麗なお姉さんということにギャップを感じて。でも、色々な方から「そんなことないぞ!」とおっしゃって頂いて、「似合っているよ!」と励まされていました(笑)

東地:そうでしたね(笑)

古谷:ピッタリだよ。

東地:同感です。

竹内:とにかくマリッサの声を演じる際、「硬くならずに、サークルで楽しむような気持ちでやってくれたほうが、そのまま気持ちが入りやすいので、お願いします」と指摘されていたんですよ。だとすると、頭をキリキリ回すよりも、それすらも余裕を持って、周りが見られる状況を楽しみつつ、真剣に楽しむということをする人なのかと思ったんですよね。マリッサは、ブルとは違う意味合いでおちゃめなところがたくさんある方なんだろうなと、日に日に思い直すようになりました。

――キャラクター間の関係について気になるところはありますか?


東地:ブルとベニーの関係性は細かく描かれていますね。ブルは義理の兄だけど、ベニーのことを大切に思っているところがちゃんと描かれています。それに対してベニーも思いがあるというのが分かりますし、血はつながっていないのに良い兄弟だなというのは感じます。時々は、もめたりするんですけどね。でも、最後は打ち解けていくところが描かれていて良い関係だなと思いますね。

古谷:ブルもチーム全体も家族的ではあるんだけど、その中でも特にベニーにとってブルというのは、かつて本当の家族だったということもあるので、かなりプライベートな部分までお互いに知っていますよね。濃いつきあいがあったので、他のメンバーよりもブルという存在は、ベニーからすると甘えられたりとか、何でも話せたりという風には意識していますね。

――ブルの元妻で、ベニーの姉であるイザベラが登場するエピソードでは特にそういう2人の関係性が色々と描かれていますね。

古谷:ベニーとお姉さんの関係が実は良くなかったのというのは驚きましたけど(笑)。ブルに間に入ってもらって、和解できたし、そういうのはすごく家族的だなと思いました。

――ブルとマリッサの関係についてはどうでしょうか?


東地:ブルはマリッサに対して、最初のエピソードではやたらと気を使っているんですよね。
何かを決める時にも色々とマリッサにお伺いを立てたりして。それだけ気を使うというのは重要な存在で、ブルと一緒にいてもらわないと困るということを感じたんでしょうね。ブルが法廷から、TACの本部にいるマリッサに通信で相談して、「どうだい?」というやり取りがなければ円滑にいかないですからね。あんまりマリッサの機嫌を損ねて辞められても困るから(笑)。「最高だよ」みたいなことをマリッサによく言っていたような気がします。

竹内:それは心外です(笑)。かなりマリッサ的にはスタートからブルのことを信頼してメンバーに入っていたと思うので、その「どうだい?」というのが信頼の証かなと思ったのに、探っていたんですね。

東地:探りですね(笑)

竹内:男性はいつもそうなんですよ(笑)

――ブルとマリッサの関係は男女の関係というよりも、ちょっと特殊ですよね。2人はどういう関係になっていくのでしょうか?

古谷:ブルとマリッサの関係は微妙ですよね。

竹内:後半のエピソードになればなるほど、私はブルのお母さんみたいな気持ちになってきました。

東地:確かに(笑)。そんな感じになっていますね。

竹内:ブルがいろんな女性にアプローチするので、それに対してマリッサは「お母さんは、ここで待ってるね」みたいな感じになっている気がするんですよ(笑)

――吹替をされていて感じる作品の面白さはありますか?

東地:もともとセリフ量が多いので、最初は台本自体が詰め込まれていたんです。でも、ドラマの中でやっていることが少し特殊なので、日本語だといいというだけでなく、見ている人にも分かりやすいようにディレクターの方と翻訳の方がちょっと文言を減らしているなど工夫されていますね。最初は声の尺を合わせるのが少し難しかったんですけど、今は慣れてきました。それで、吹替版を見てみると、分かりやすいなということを感じましたね。それだけ特殊なことをしている人たちなので、その人たちの言葉を日本語で聞く場合も分かりやすい方がいいんでしょうね。

――どのように台本が変化しているのでしょうか?

東地:まず収録前に本の直しがあるんですけど、ガラッと変えるわけではないんです。声で聞いた時に、伝わりやすさとか、分かりやすさを考慮しています。話が謎解きになっているので、それをできるだけ途中で飽きさせないように、ちょっと引っかかるようにするというのは、重要だと思うんですよ。そこはディレクターの方と翻訳の方がすごく色々と考えて下さっているんです。その考えを吹き替える際に上手く表現できればなと、台本を読みながら思っていますね。

――原音のチームワークの良さを日本語版でも感じますが、吹替陣のチームワークや吹替現場の雰囲気はどうですか?

古谷:それはもう主役の東地さんがみんなに気を使ってくれていますから(笑)。

東地:いえいえ、そんなことはありませんよ(笑)。それこそ、古谷さんと吹替でご一緒できるなんて夢にも思っていませんでしたから。古谷さんは本当に気さくな方で、本当に貴重な体験をさせてもらっています。

古谷:とんでもありません(笑)

東地:大御所ですから。

古谷:全くの小物ですよ(笑)

竹内:(笑)

東地:でも、ゲストでいらっしゃる声優の方も楽しんで帰ってもらっているので、そういうところは心掛けていますね。

古谷:演出の岩見純一さんも、この難しいテーマやエピソード、用語などを分かりやすいように調べてきて、毎回、解説して下さるんですよね。どんなことを質問しても答えてくれる。そういうこともあって、現場の雰囲気を良くして下さっていますね。

東地:よく調べて下さっていて、本当に信頼させて頂いています。

竹内:私は何回か一緒に吹替えできない回があって、1人で収録しなければいけない時があったんです。その時は事前にみなさんが吹替えている中に自分が1人だけ後から吹替えしまして、少し寂しさを感じることもありました(笑)

東地、古谷:(笑)

竹内:みなさんが収録した声を聞いて、「うわ! もうみんな仲間だ」という風に感じましたね(笑)

――そのチーム感が登場人物たちの会話にテンポやリズムを生んで、作品にスピーディーな展開をもたらしていますね。

東地:そういうファミリー感を出すのも、吹替えていて楽しいですね。でも、結構大変なので、失敗したくないという緊張感が本番ではあります(笑)。誰かが声の長さを合わせられなかったりとか、でも、それを上手くつなげていって、録り直しをしたくない、みんなと一緒に会話をしていきたいという良い緊張感もあるんですよ。吹替えていて、それが上手くいけば楽しいという感じは毎回ありますね。基本的に、みなさんは収録時にミスが少ないですね。

竹内:東地さんと古谷さんの間に入るとすごく話しやすいんですよね。すごく実感しました。お二人とも会話をしているというだけなんでしょうけど。マイクの前に立つと、緊張で、今までできていたことができなくなるのが、よくあるんですが、お二人が入ると一気に話しやすくなるんですよ。緊張して失敗したらどうしようということすらも考えなくなるんです。だから、そういう人間に私もなりたいと思いました。

東地、古谷:なってるじゃん(笑)

竹内:いや、本当に違いますよ。私はそれで引っ張ってもらっているのを強く感じています。

――最後にDVDで見られる方々へメッセージをお願いします。

竹内:私は女性目線ということで、女性3人の考え方の違いや衣装などに注目して欲しいです。この作品の中では毛色が違うところですが、3人が話しているシーンはちょっと女子会みたいな、ホッとする素敵なシーンになっています。そんなところも楽しんで頂けたらと思います。

古谷:まずは日本語版を見てもらいたいですね(笑)

東地:そこは強く言っておきたいですね(笑)

古谷:DVDやブルーレイなら日本語版と字幕版の両方が見られるじゃないですか。それで、日本語版を楽しんだ後に、字幕版で原音を楽しんでもらうことがお薦めです。結構、用語とかも難しいですし、アメリカのドラマならではの引用やジョークもあるので、そういうのを調べながら見るとまた楽しめると思います。DVDなどは何度も見ることができるので、そうすると作品の隅々まで楽しめるんじゃないでしょうか。

東地:何話かに続いている設定や、お話しもあるんですけど、一話完結で基本的にどのエピソードから見ても楽しめる作品になっています。DVDなら、見返すことができるのも良さの一つです。「この関係ってどうだったかな?」というのを、過去のエピソードを振り返って頂いて、またその先に進んで頂けると、さらに楽しめる作品になっています。たくさんの人に見て頂けたらと思います。

<商品情報>
『BULL/ブル 心を操る天才』
DVD-BOX PART1:9,800(税抜)
6月20日(水)発売&レンタル開始!

DVD-BOX PART2:9,800(税抜)
7月4日(水)発売&レンタル開始!

詳しくは公式サイト へ!
(c) 2018 CBS Studios Inc. BULL is a trademark of CBS Studios Inc. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc. All Rights Reserved.

豪華キャストですね(#^.^#)