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この記事の内容は?
●『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』1stスタァライブ『Starry Sky』がオリンパスホール八王子にて開催された
●期待どおり「ライブ」と「舞台」の両方が楽しめるステージだった
●ゲームの事前登録開始のシーンでは客席からカメラのシャッター音が鳴り響く!

6月23日、オリンパスホール八王子(東京)にて7月12日から放送が開始されるアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の1stライブ『Starry Sky』が開催された。

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は「アニメ」と「舞台」の二層展開で広がっていく新感覚の作品でアニメはご存知のとおり7月12日からスタート。一方の舞台はこれまで2017年9月に初演が上演されては人気を博し、2018年1月には再演、そして2018年10月には天王洲 銀河劇場での新作公演も決定している舞台少女活劇となっている。さらにアニメと舞台キャストが同一人物という点にも注目されている作品ということもあり、そちらも合わせて下記に記しておくのでチェックして欲しい。


愛城華恋役/小山百代
神楽ひかり役/三森すずこ
天堂真矢役/富田麻帆
星見純那役/佐藤日向
露崎まひる役/岩田陽葵
大場なな役/小泉萌香
西條クロディーヌ役/相羽あいな 
石動双葉役/生田 輝
花柳香子役/伊藤彩沙



さて、その『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の1stライブ。これまでの舞台で披露してきた楽曲、そして舞台の2部のライブパートで披露された楽曲だけでなく、新曲も多数用意されているとのことで期待が高まるところ! またガッツリとライブに振った公演はこれが初ということもあり、いったいどのようなステージを見せてくれるのかという点も楽しみである。

その期待に早速応えてくれたのがライブのオープニング曲として用意されていた新曲「よろしく九九組」。この曲はキャラのセリフを模した歌詞に乗って星見純那(佐藤日向さん)、大場なな(小泉萌香さん)、石動双葉(生田輝さん)、花柳香子(伊藤彩沙さん)……と順番に登場しきては自己紹介をしていくというステージの幕開けにぴったりな一曲となっていて、初めてのお客さんにも優しい、すでに舞台を観ているお客さんにもうれしい楽曲に仕上がっていた。

こうしてステージの幕開けにぴったりな一曲で幕を開けたライブは「ロマンティッククルージン」でさらなる盛り上がりを見せてくれる! ここまでの3曲のすべてが新曲という豪華ラインナップで迎えた「ロマンティッククルージン」では、9人がステージから降りて1階席の通路を移動しての歌唱を見せてくれる! タイトルにかけた客席へのクルージングは至近距離で9人を感じられる素敵なひととき。目の前に九九組メンバーを感じられたファンはその魅力に虜になってしまったことだろう。

「みんなが近い!」との感想があったショートMCを挟んで、ここからが九九組の本領発揮といわんばかりの激しい2曲が会場を熱くする! 6人のダンサーを加えた15人の少女たちが激しい動きを見せてくれた「Circle of the Revue」は『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』のテーマのひとつである“気持ちのぶつかり合い”を強く意識した一曲。そこから現時点での九九組の代名詞曲といえる「Star Divine」をもってきたのがなんともニクイ演出だった! イントロから地響きのような歓声で迎えられた同曲は、殺陣バージョンでのお披露目となり盛り上がりを見せるのだが、舞台で鳴らした彼女たちのバトルシーンは圧巻で誰を見たらいいのか迷ってしまう状態! 「この曲だけでも9回見直したい!」という気持ちになってしまったのは私だけではないだろう。曲後に汗びっしょりとなったメンバーの姿からもその激しさが伝わってくるというもので、初めてスタァライトに触れたファンにも舞台の醍醐味が伝わったのではなかろうか。

続く3曲はユニット曲。それぞれ雰囲気の違う3曲を持ってきては九九組の懐の深さを感じさせると、9曲目にはアニメのオープニング主題歌となる「星のダイアローグ」も披露。この「星のダイアローグ」は曲中にメロディラインが何度も変わる変則旋律を持ちながらも一本のストーリーをしっかりと感じられる名曲で、アニメ放映がスタートしてからは鉄板曲のひとつになると確信を得られた曲でもあった。

その「星のダイアローグ」の歌唱後には告知のコーナーが用意されていたのだが、斬新な報告会となっていたのでそちらも少し紹介しておこう。アニメの放送に関してや10月の舞台の情報が報告されると、続けてアプリゲーム『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』(スタリラ)の事前登録開始の情報も告知されたのだが、なんとここでスクリーンにQRコードが映し出されると「携帯はここだけ解禁です!」とのまさかのひとこと。キャスト9人がQRコードを背にポーズをとると会場からはシャッターを切る音がそこかしこから響き渡っていたので「#スタァライト」「#スタリラ」のタグで検索すると、それぞれファンの撮った写真がTwitter上で見られるかもしれない!?

新曲ラッシュが続く1stライブであったが、10曲目からはこれまで九九組がリリースしてきた曲での構成となっていた。「願いは光になって」から始まったラストスパートは「キラめきのありか」「舞台少女心得」「スタァライトシアター」というお馴染みの曲が続くためにコールも完璧で、ステージと客席の一体感は否応なしに高まっていく! 特にラストとなった「スタァライトシアター」で見せた“ステージにはレヴュー衣裳を纏った九九組の面々、スクリーンには同じ衣裳を纏ったキャラクター映像”のシンクロがたまらないのだ! またリズムに合わせて九九組メンバーがペンライトを手に“☆”を描くような振りを見せると、その振付を真似る客席。この「映像とキャスト」だけでなく「ファンとキャスト」のシンクロも相まって、会場全体がひとつになったように感じられる一幕でもあった。

こうして「スタァライトシアター」の終わりと共にゆっくりと赤い幕が落ちていくと拍手のみでライブの余韻に浸っていた客席だったが、まるで魔法が解けたかのように一階席、二階席、三階席の各所から徐々にアンコールの声が沸き上がり、その呼び声は大きなうねりとなって赤い幕で遮られるステージに向けられる! さらにいつしか客席を照らすライトも赤、青、白、水色、緑、黄色、オレンジ、紫、ピンクと変化。こうしてたっぷりと4分間のアンコールに応えて再登場した9人は、カーテンコールにはぴったりな一曲「Glittering star」を披露。そしてラストは先ほど殺陣バージョンで見せてくれた「Star Divine」を殺陣無しの純正バージョンで披露すると、金色のバズーカテープが舞いフィナーレを演出。楽しませるに加えて“魅せる”も意識して作られてた『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の1stライブ『Starry Sky』は大盛況のうちに終了となった。


最後にライブの感想を。これからアニメも始まりさらなる盛り上がりを見せるだろう『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』。その先陣を切って開催されたこの1stライブは、ファンの心に9人の舞台少女の輝きを刻み付けた素晴らしいライブであった。きっとアニメでも、10月に予定されている舞台でも新たなキラめきを見せてくれるに違いない。

そしてこのライブを見て個人的に見たい景色も生まれた。それが「願いは光になって」などで九九組が見せてくれる“右手を順にかざしていくパフォーマンス”でのこと。会場を見ていると推しメンが手をかざすアクションに合わせてその色のペンライトをかざしていたファンが何人かいたのだが、この輪が広がって、いつかは綺麗な色の変化がみれたら最高だなと……。きっとこの景色が見られた日は、再び誰もが「最高のステージだった」と口をそろえることだろう。そう、私は信じている。


【セットリスト】
M01.よろしく九九組
M02.ディスカバリー!
M03.ロマンティッククルージン
M04.Circle of the Revue
M05.Star Divine
M06.情熱の目覚めるとき(佐藤日向、岩田陽葵、小泉萌香)
M07.GANG☆STAR(富田麻帆、相羽あいな、生田輝、伊藤彩沙)
M08.Fancy you(小山百代、三森すずこ)
M09.星のダイアローグ
M10.願いは光になって
M11.キラめきのありか
M12.舞台少女心得
M13.スタァライトシアター
EN1.Glittering star
EN2.Star Divine

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【最新情報】
●アニメ
7月12日よりTBSほかにて放送開始。

放送局や放送時間などはこちら
https://revuestarlight.com/onair/

●舞台
2018年10月 天王洲 銀河劇場にて上演の『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-』の新作公演のタイトルが決定した! 新作公演のタイトルは『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#2 Transition』。

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-#2 Transition』詳細情報はこちら
https://revuestarlight.com/musical/2018-10/

●ゲーム
スタァライトのゲームアプリ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』のリリースが決定。現在事前登録を受付中!

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