
●劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」が11月29日から2週間限定上映される
●関西最速試写会が10月27日(日)兵庫県立美術館内のミュージアムホールで行われた
●富野由悠季総監督が登壇してトークショーも行われた

劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」(11月29日(金)2週間限定上映)の関西最速試写会が、10月27日(日)「富野由悠季の世界」を開催中の兵庫県立美術館内のミュージアムホールで行われた。
「富野由悠季の世界」兵庫県会場開催に合わせて、関西7会場にて富野由悠季監督作品のリレー上映が行われるなど、富野熱の高まっている神戸会場での試写とあって250席に対して1000名以上の応募が来るなど、熱いファンが多数駆けつけた。
トークショーでは劇場版の「大きさ」について、今日の上映もまだ大画面とは言い難いサイズですけれども、基本的に映像は、コンテを切っているときからなんですけれども、動く距離感みたいなことは絶えず意識しています。その場合の意識っていうのは当然ですけれども、スマホのような小さい画面ではなくて、大画面を想定しています。そしてそうした距離感がありますので、テレビサイズも、本当に申し訳ないんだけれども、13インチ以下では見てほしくないっていう気分は昔からありまして、「映画にしたい、映画にしたい」という気分を持っていた。ですから最低でも今日くらいのサイズでやってもらえれば大体、初期の予定通りに見えているだろうというのが予定の内です。
主人公・ベルリについて、僕も今日観るのが久しぶりで、自分でも予定外のこともあって、ベルリっていうのはこんなにも生真面目なキャラクターだったんだ、と思いました。つまり映像的な問題というのは大体予定通りなんだけれども、やはりキャラクターの造形の方がとても難しくて、自分ではこういうつもりでやっているんだけれども、それがちょっと違って見えてくるという意味で、難しさの方が遥かに大きいですね。ですから、あまり意識していなかったんだけれども「養いお母さん」をかなり好きな子なんだなということは今日、実を言うと新発見で、そういう意味での母、子の関係みたいなことが、この映画の尺で見えているっていうんでびっくりしたというのがあります。テレビの時にはそれを意識して、その部分を長く取っていたんだけれども、今回の劇場版ではそこを刈り込んでいる。それでもそういう瞬間が見えるということは、これはきっと役者の力だろうなという感じはしています。そういう所が、逆に言うと演出家の得をするところということもあります。常に試行錯誤をしていて、テレビ版の時は、完成したものを見て「ああ、これはまだ完成品じゃないんだな、だから作り直したい」と思った。そういう部分を手直ししていったときに、付け加えるべきものというのも見えてくる。それは役者さんもそうなんです。さらに役者さんだけでなく、アニメーター。このカットを説明してくれているアニメーターがやっぱりそれを意識して作画してくれているというようなことがあります。そういうものがやっぱり大画面だと発見できる、というようなこともあったりして、やっぱりそれは嬉しいですね。
ガンダムファンのお父さん、お母さんに向けて、取材で記者の方に「『G-レコ』が『ガンダム』でなかったらガンダムファンのお父さん、お母さんに言って欲しいことがあるんじゃないですか?」って言われたんです。「それはある」と。それはもうガンダムファンのお父さんやお母さんは『G-レコ』は絶対わからないんだから観る必要はない。ただ、言っておきたいことがある。それは、お子さんたちには見せてやってほしい。「これはガンダムじゃないの?」って言うと、「うん、ガンダムじゃないらしいんだよね」って、だけど、とりあえず観ると面白いから観てみたらっていう薦め方はして頂きたいなって。そして、お父さんとかお母さんとかが分からないことの問題っていうのをきっと『G-レコ』の中に見つけてきて、「う~ん」って唸るはずだから、それだけでいいからそういう機会を与えてやって欲しいなというふうに答えておきました。そういう意味では騙されたと思って観てみたら、とりえず最後まではきっと観ることができる構成になっているつもりでいますので、その部分に関してはお子さんたちに伝えて頂きたいなというのが僕のお願いです。と監督がコメント。
トークショーの最後には登壇記念に劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」のポスターに監督がサインを入れた。このポスターは会期中に兵庫県立美術館に展示される。
また劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」の入場者に数量限定で配布される入場者プレゼント情報も発表。入場者プレゼントは「劇場版『G-レコ Ⅰ』予告複製絵コンテ」となり、富野総監督が予告用に自ら作り上げた絵コンテがそのまま小冊子になっている。上映劇場で先着配布となり、数量限定のため無くなり次第配布終了となる。
さらに関西地区での上映館に大阪ステーションシティシネマが追加される。劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」の上映館は全国24館となる。
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」
2019年11月29日(金)より2週間限定上映
『ガンダム Gのレコンギスタ』公式サイト
Twitter
(c)創通・サンライズ

「富野由悠季の世界」兵庫県会場開催に合わせて、関西7会場にて富野由悠季監督作品のリレー上映が行われるなど、富野熱の高まっている神戸会場での試写とあって250席に対して1000名以上の応募が来るなど、熱いファンが多数駆けつけた。
トークショーでは劇場版の「大きさ」について、今日の上映もまだ大画面とは言い難いサイズですけれども、基本的に映像は、コンテを切っているときからなんですけれども、動く距離感みたいなことは絶えず意識しています。その場合の意識っていうのは当然ですけれども、スマホのような小さい画面ではなくて、大画面を想定しています。そしてそうした距離感がありますので、テレビサイズも、本当に申し訳ないんだけれども、13インチ以下では見てほしくないっていう気分は昔からありまして、「映画にしたい、映画にしたい」という気分を持っていた。ですから最低でも今日くらいのサイズでやってもらえれば大体、初期の予定通りに見えているだろうというのが予定の内です。
主人公・ベルリについて、僕も今日観るのが久しぶりで、自分でも予定外のこともあって、ベルリっていうのはこんなにも生真面目なキャラクターだったんだ、と思いました。つまり映像的な問題というのは大体予定通りなんだけれども、やはりキャラクターの造形の方がとても難しくて、自分ではこういうつもりでやっているんだけれども、それがちょっと違って見えてくるという意味で、難しさの方が遥かに大きいですね。ですから、あまり意識していなかったんだけれども「養いお母さん」をかなり好きな子なんだなということは今日、実を言うと新発見で、そういう意味での母、子の関係みたいなことが、この映画の尺で見えているっていうんでびっくりしたというのがあります。テレビの時にはそれを意識して、その部分を長く取っていたんだけれども、今回の劇場版ではそこを刈り込んでいる。それでもそういう瞬間が見えるということは、これはきっと役者の力だろうなという感じはしています。そういう所が、逆に言うと演出家の得をするところということもあります。常に試行錯誤をしていて、テレビ版の時は、完成したものを見て「ああ、これはまだ完成品じゃないんだな、だから作り直したい」と思った。そういう部分を手直ししていったときに、付け加えるべきものというのも見えてくる。それは役者さんもそうなんです。さらに役者さんだけでなく、アニメーター。このカットを説明してくれているアニメーターがやっぱりそれを意識して作画してくれているというようなことがあります。そういうものがやっぱり大画面だと発見できる、というようなこともあったりして、やっぱりそれは嬉しいですね。
ガンダムファンのお父さん、お母さんに向けて、取材で記者の方に「『G-レコ』が『ガンダム』でなかったらガンダムファンのお父さん、お母さんに言って欲しいことがあるんじゃないですか?」って言われたんです。「それはある」と。それはもうガンダムファンのお父さんやお母さんは『G-レコ』は絶対わからないんだから観る必要はない。ただ、言っておきたいことがある。それは、お子さんたちには見せてやってほしい。「これはガンダムじゃないの?」って言うと、「うん、ガンダムじゃないらしいんだよね」って、だけど、とりあえず観ると面白いから観てみたらっていう薦め方はして頂きたいなって。そして、お父さんとかお母さんとかが分からないことの問題っていうのをきっと『G-レコ』の中に見つけてきて、「う~ん」って唸るはずだから、それだけでいいからそういう機会を与えてやって欲しいなというふうに答えておきました。そういう意味では騙されたと思って観てみたら、とりえず最後まではきっと観ることができる構成になっているつもりでいますので、その部分に関してはお子さんたちに伝えて頂きたいなというのが僕のお願いです。と監督がコメント。
トークショーの最後には登壇記念に劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」のポスターに監督がサインを入れた。このポスターは会期中に兵庫県立美術館に展示される。
また劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」の入場者に数量限定で配布される入場者プレゼント情報も発表。入場者プレゼントは「劇場版『G-レコ Ⅰ』予告複製絵コンテ」となり、富野総監督が予告用に自ら作り上げた絵コンテがそのまま小冊子になっている。上映劇場で先着配布となり、数量限定のため無くなり次第配布終了となる。
さらに関西地区での上映館に大阪ステーションシティシネマが追加される。劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」の上映館は全国24館となる。
劇場版『ガンダム Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」
2019年11月29日(金)より2週間限定上映
『ガンダム Gのレコンギスタ』公式サイト
(c)創通・サンライズ
