まとめると!
●劇場アニメ『ルックバック』完成披露舞台挨拶・オフィシャルレポートが到着!
●6月1日(土)に、ユナイテッド・シネマ豊洲にて開催された!
●登壇者は、河合優実、吉田美月喜、押山清高監督
コミック配信サイト「少年ジャンプ+」にて2021年7月に発表され、初日で閲覧数250万以上を記録した藤本タツキ原作『ルックバック』が劇場アニメ化、2024年6月28日(金)より全国劇場にて公開。6月1日(土)に劇場アニメ『ルックバック』の完成を記念して、キャストと監督が登壇する完成披露舞台挨拶を実施した。
イベントレポートを紹介しよう!
藤本タツキ渾身の青春漫画をアニメーション映画化した『ルックバック』(6月28日公開)がついに完成!6月1日には都内映画館で完成披露試写会が実施され、W主演の河合優実と吉田美月喜、そして押山清高監督が参加した。
藤野役の河合は昨日完成したばかりの本編初上映に「できたてホヤホヤの素晴らしい作品をスクリーンで見ることが出来て私たちも羨ましくて、皆さんは凄くラッキーだと思います。ゆっくり楽しんでご覧ください」と満面の笑みで挨拶。京本役の吉田も「オーディションから始まった作品を今日皆さんに見ていただけるのが嬉しいです」と笑顔を弾けさせた。こだわりにこだわって昨晩本編を完成させた押山監督。「毎日ハードなトライアスロンをやっていた感じで毎日スリリングでした。完成まで二か月半くらい会社に寝泊まりして、ようやく昨日自宅に帰って家の布団で眠ることが出来ました」と制作に没頭した日々だったと打ち明けた。
原作ファンという河合はその魅力について「藤本先生の物語を作っていく考え方やコマの積み重ねで静かに感動させる漫画に出会ったのは初めてでそこに感動しました。藤本さんがその時に考えたことや漫画にしたいと感じていること、そのエネルギーが漫画に乗っていて読者の皆さんにダイレクトに届いている。」と分析。吉田も「藤野が雨の中を走る絵は、漫画でこの表情を切り取るんだと驚いて、藤本先生の静かだからこその画力を感じました」とお気に入りカットをピックアップした。
河合と吉田は声優初挑戦。アフレコの感想を聞かれた河合は「声優という仕事の技術がない分、自分に何ができるのか考えていました。でも考えてもやってみるまで答えは見つからないと思って、アフレコ現場に行って自分がこれまで培ってきた感性を素直にキャラクターに吹き込むことが出来ればという思いでした」と初々しく回想。吉田は「台本が普段見てるものとは違うし、ラフ画の映像も初めて見るものばかり。そこを学ぶことから入りました。プロの声優さんは音が鳴らないようにページを片手でめくるので、私も謎にこだわってそれを練習しました。でも本番はそれどころではなく両手でめくりました…」と照れ笑いだった。
声優初挑戦を「難しかった」と口をそろえる河合と吉田だが、押山監督は「初めてという感じがしなくてプロの声優さんと遜色がなかった」と絶賛し「河合さんは定石からもう一歩踏み込んだ存在感でニュアンスを含めるのが上手。オーディションでも明らかに輝いていたし、声が魅力的。吉田さんは早口で秋田弁を喋ってもらうという練習が必要な状況に追い込んでしまいましたが、本番では完璧で驚きました。まさにハマり役。オーディションでお二人の声を発見できたのが幸運でした」とベストキャスティングだと胸を張った。
演じた京本について吉田は「方言指導の際に監督から『地声に引きこもりの要素を感じる』と衝撃的なことを言われました。それはいいことなのか!?と思いつつも、そこが京本の一つの見どころ」と明かすと、押山監督は「吉田さんの声の印象は陰キャ。この子ネガティブそうだぞという印象があった。飾らない感じを声から感じた」とその理由を説明。これに吉田は「あながち間違っていないかも…」と苦笑いしながら認めていた。
一方、演じた藤野について河合は「完成した作品を見たら、自分の子供時代を見ているかのような気持ちになるくらい、私は藤野のような子でした。プライドが高いというか、自分が人より出来ることに対して天狗になりかけて鼻をへし折られるのは子供の頃に身に覚えがあるし、見栄っ張りな感じや生意気な感じとかも。そういう藤野の人としての弱い所や欠点を私は愛おしく感じましたし、自分の中にもそれを見ていました」と共感を寄せていた。
アニメーション化にあたり押山監督は「大変だったのは、圧倒的な物量の作画。原作の絵が描き込みの多いリアルタッチの絵柄なので、アニメ表現でも原作に近づけたいと思いました。普段のアニメのデザインではやらないような、ニュアンスで絵が変わるタッチの表現に踏み込んだので、多くのアニメーションとは違う異質なものに仕上がっている気がします」とこだわりを口にしていた。
また映画の内容にちなんで「小学生時代の夢」を発表。河合は「子供の頃は絵ばかり描いていて、小学生の卒業アルバムにはグラフィックデザイナーと書いていました。CDジャケットやパッケージをやる人になりたいなと。でもグラフィックデザイナーという響きに憧れていたんだと思います」と照れながらもかつての夢を告白。吉田は「小学2年生の頃は可愛い洋服を着れるという不純な動機でモデルになりたいと思っていました。その後はテニスやバスケ、バレエ、そろばんをやったりして自分の夢を探すような習い事をしていました」と打ち明けた。
舞台挨拶もあっと言う間に終了。ついに本編上映の時間を迎えて河合は「私は完成した本編を見て、心から素晴らしいアニメーション映画だと思いましたし、参加させて頂けて良かったとも思いました。押山清高監督の作品を世界中の皆さんが発見していくことが私はとても楽しみです」とアピール。吉田は「描かれている二人の友情や青春のきらめきはどんな人の心にも刺さるものがあると思います。とにかく画が綺麗だし、大好きな作品なので皆さんに見ていただいて多くの人に広げてほしいです」と呼びかけた。押山監督も「多くのスタッフが映像化に関わって頑張ってくれて完成した作品。それが藤本先生への返礼になっていたら良いなと思います。映画をご覧になった皆さんには、より多くの方々に広めていただきたいです」と6月28日の封切りに期待を込めていた。
<イベント概要>
日時:6月1日(土)19:00〜19:30
場所:ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン1
登壇者(敬称略・予定):河合優実、吉田美月喜、押山清高監督
公式サイト
公式X
© 藤本タツキ/集英社
© 2024「ルックバック」製作委員会
初々しいというか、いい表情ですね(^^)/(^^)/
イベントレポートを紹介しよう!
藤本タツキ渾身の青春漫画をアニメーション映画化した『ルックバック』(6月28日公開)がついに完成!6月1日には都内映画館で完成披露試写会が実施され、W主演の河合優実と吉田美月喜、そして押山清高監督が参加した。
藤野役の河合は昨日完成したばかりの本編初上映に「できたてホヤホヤの素晴らしい作品をスクリーンで見ることが出来て私たちも羨ましくて、皆さんは凄くラッキーだと思います。ゆっくり楽しんでご覧ください」と満面の笑みで挨拶。京本役の吉田も「オーディションから始まった作品を今日皆さんに見ていただけるのが嬉しいです」と笑顔を弾けさせた。こだわりにこだわって昨晩本編を完成させた押山監督。「毎日ハードなトライアスロンをやっていた感じで毎日スリリングでした。完成まで二か月半くらい会社に寝泊まりして、ようやく昨日自宅に帰って家の布団で眠ることが出来ました」と制作に没頭した日々だったと打ち明けた。
原作ファンという河合はその魅力について「藤本先生の物語を作っていく考え方やコマの積み重ねで静かに感動させる漫画に出会ったのは初めてでそこに感動しました。藤本さんがその時に考えたことや漫画にしたいと感じていること、そのエネルギーが漫画に乗っていて読者の皆さんにダイレクトに届いている。」と分析。吉田も「藤野が雨の中を走る絵は、漫画でこの表情を切り取るんだと驚いて、藤本先生の静かだからこその画力を感じました」とお気に入りカットをピックアップした。
河合と吉田は声優初挑戦。アフレコの感想を聞かれた河合は「声優という仕事の技術がない分、自分に何ができるのか考えていました。でも考えてもやってみるまで答えは見つからないと思って、アフレコ現場に行って自分がこれまで培ってきた感性を素直にキャラクターに吹き込むことが出来ればという思いでした」と初々しく回想。吉田は「台本が普段見てるものとは違うし、ラフ画の映像も初めて見るものばかり。そこを学ぶことから入りました。プロの声優さんは音が鳴らないようにページを片手でめくるので、私も謎にこだわってそれを練習しました。でも本番はそれどころではなく両手でめくりました…」と照れ笑いだった。
声優初挑戦を「難しかった」と口をそろえる河合と吉田だが、押山監督は「初めてという感じがしなくてプロの声優さんと遜色がなかった」と絶賛し「河合さんは定石からもう一歩踏み込んだ存在感でニュアンスを含めるのが上手。オーディションでも明らかに輝いていたし、声が魅力的。吉田さんは早口で秋田弁を喋ってもらうという練習が必要な状況に追い込んでしまいましたが、本番では完璧で驚きました。まさにハマり役。オーディションでお二人の声を発見できたのが幸運でした」とベストキャスティングだと胸を張った。
演じた京本について吉田は「方言指導の際に監督から『地声に引きこもりの要素を感じる』と衝撃的なことを言われました。それはいいことなのか!?と思いつつも、そこが京本の一つの見どころ」と明かすと、押山監督は「吉田さんの声の印象は陰キャ。この子ネガティブそうだぞという印象があった。飾らない感じを声から感じた」とその理由を説明。これに吉田は「あながち間違っていないかも…」と苦笑いしながら認めていた。
一方、演じた藤野について河合は「完成した作品を見たら、自分の子供時代を見ているかのような気持ちになるくらい、私は藤野のような子でした。プライドが高いというか、自分が人より出来ることに対して天狗になりかけて鼻をへし折られるのは子供の頃に身に覚えがあるし、見栄っ張りな感じや生意気な感じとかも。そういう藤野の人としての弱い所や欠点を私は愛おしく感じましたし、自分の中にもそれを見ていました」と共感を寄せていた。
アニメーション化にあたり押山監督は「大変だったのは、圧倒的な物量の作画。原作の絵が描き込みの多いリアルタッチの絵柄なので、アニメ表現でも原作に近づけたいと思いました。普段のアニメのデザインではやらないような、ニュアンスで絵が変わるタッチの表現に踏み込んだので、多くのアニメーションとは違う異質なものに仕上がっている気がします」とこだわりを口にしていた。
また映画の内容にちなんで「小学生時代の夢」を発表。河合は「子供の頃は絵ばかり描いていて、小学生の卒業アルバムにはグラフィックデザイナーと書いていました。CDジャケットやパッケージをやる人になりたいなと。でもグラフィックデザイナーという響きに憧れていたんだと思います」と照れながらもかつての夢を告白。吉田は「小学2年生の頃は可愛い洋服を着れるという不純な動機でモデルになりたいと思っていました。その後はテニスやバスケ、バレエ、そろばんをやったりして自分の夢を探すような習い事をしていました」と打ち明けた。
舞台挨拶もあっと言う間に終了。ついに本編上映の時間を迎えて河合は「私は完成した本編を見て、心から素晴らしいアニメーション映画だと思いましたし、参加させて頂けて良かったとも思いました。押山清高監督の作品を世界中の皆さんが発見していくことが私はとても楽しみです」とアピール。吉田は「描かれている二人の友情や青春のきらめきはどんな人の心にも刺さるものがあると思います。とにかく画が綺麗だし、大好きな作品なので皆さんに見ていただいて多くの人に広げてほしいです」と呼びかけた。押山監督も「多くのスタッフが映像化に関わって頑張ってくれて完成した作品。それが藤本先生への返礼になっていたら良いなと思います。映画をご覧になった皆さんには、より多くの方々に広めていただきたいです」と6月28日の封切りに期待を込めていた。
<イベント概要>
日時:6月1日(土)19:00〜19:30
場所:ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン1
登壇者(敬称略・予定):河合優実、吉田美月喜、押山清高監督
公式サイト
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© 藤本タツキ/集英社
© 2024「ルックバック」製作委員会
初々しいというか、いい表情ですね(^^)/(^^)/